第166話

ひゃくろくじゅういち
865
2021/05/19 12:00


⚠︎タケside



俺、隼人、つっちー、日向で竜ちゃんの家に到着

矢 吹 隼 人 。
  タケ、Go  
矢 吹 隼 人 。
  変な音立てんなよ?  
矢 吹 隼 人 。
  音さえ立てなきゃバレねぇだろ  


そう、俺⇒つっちー⇒日向⇒隼人の順に

竜ちゃんの家に忍び込み





持ってきたロープを投げて

竜ちゃんの部屋に当てる

矢 吹 隼 人 。
  おぃ、竜  
小 田 切 竜 。
  ちょっとお前ら何やってんだよ  
矢 吹 隼 人 。
  レスキュー隊参上!  
小 田 切 竜 。
  はっ?  
矢 吹 隼 人 。
  親父なんてシカトして出てこいよ  
小 田 切 竜 。
  うちの親父さ、お前らのこと  
目の敵にしてるからさ、お前ら
巻き込むわけいかねぇよ
土 屋 正 光 。
  そんなこと気にすんなよ  
日 向 浩 介 。
  一緒に逃げようぜ  
武 田 啓 太 。
  俺たちがついてるからさ  
矢 吹 隼 人 。
  行くぞ  


竜ちゃんはベランダから飛び降りる



そこに懐中電灯の光が向けられる



「 誰だ! 」


「 何やってるんだ 」



向かってきた警備員



4人で捌いて竜を逃がす

土 屋 正 光 。
  竜逃げろ!  
日 向 浩 介 。
  早くいけ!  
矢 吹 隼 人 。
  ほら、早く!  
武 田 啓 太 。
  逃げろ  
土 屋 正 光 。
  いけいけ  


竜ちゃんは無事家から逃げれた





そして俺たちは警備員に捕まって学校まで

連行された

山 口 久 美 子 。
  お前ら!  
猿 渡 教 頭 。
  この4人が小田切さんの家の敷地に  
無断で侵入したそうです
山 口 久 美 子 。
  え?  
小 田 切 信 也 。
  その上息子と連絡が  
取れなくなりました
小 田 切 信 也 。
  理事長、△△さんの行方は  
小 田 切 信 也 。
  あの子が1番息子に悪影響を  
及ぼしましたから
無駄に頭が切れますからグルだと
思ってるんですがね
矢 吹 隼 人 。
  アイツはかんけーねーよ  


隼人もあなたと竜ちゃんの親父さんとの関係は

重々知っている

小 田 切 信 也 。
  やはり息子をこの学校に入れたのは  
間違いでした
これ以上この生徒たちと接触させたら
取り返しのつかないことになる
小 田 切 信 也 。
  これまで息子は最終的にいつも私の  
いうことに従ってきた
それが1番正しいことだと自分でも
分かっていたからです
小 田 切 信 也 。
  今度のことも結局私の判断が  
正しかったと思うに違いない
小 田 切 信 也 。
  この生徒たちは  
訴えるしかありませんね
猿 渡 教 頭 。
  小田切さん、それはちょっと……  
小 田 切 信 也 。
  住居侵入、警備員への暴行、とても  
高校生のやることとは思えない
矢 吹 隼 人 。
  ならテメェの息子家に閉じ込めて  
いいのかよ!
小 田 切 信 也 。
  なに?!  
山 口 久 美 子 。
  矢吹!  
小 田 切 信 也 。
  どうしようもない連中だ  
学校としてこの責任をどう
とるつもりですか?
理 事 長 。
  彼らは……  
退学にします
小 田 切 信 也 。
  よろしくお願いしますよ  


竜ちゃんの親父は学校をあとにする

山 口 久 美 子 。
  理事長  
矢 吹 隼 人 。
  退学上等だよ  
でも今回のことは俺が言い出したこと
だからこいつらは関係ないよ
土 屋 正 光 。
  お前だけじゃねぇよ  
のった俺らも同じだ
武 田 啓 太 。
  そうだよ  
日 向 浩 介 。
  隼人だけの責任じゃねぇよ  
山 口 久 美 子 。
  お前ら黙ってろ!  
猿 渡 教 頭 。
  お前たちの処分は改めて決める  













⚠︎あなたside



隼人たちが捕まったことなんて1ミリも知らない私



もう一度竜に会える方法はないかと模索中



今まで竜は結局はパパの言うことに従ってきた



あながちそれは間違っていなかったし



竜パパは警察庁長官とかだから

世間体みたいなのもあるのは知ってる



けど、竜の意見なんて殆ど聞いてなかったと思う











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