第103話

ひゃく
1,266
2021/01/19 12:00


⚠︎あなたside




正直竜と隼人からそういうこと言うと思ってなくて
ビックリしている私



確かに気持ちは分からないこともないよ



けどごめんね





















日 向 浩 介 。
いいとこねぇなぁ


さっきから就職出来るところを探しているんだけど
なかなか見つからないそう



探しているのは私と再面接が決まっているつっちーを除く4人



もう私はどーでもいいしさ

土 屋 正 光 。
これいいんじゃねぇの?
日 向 浩 介 。
バカ。大卒って書いてあんだろ
△△ ○○
竜と隼人はどうすんの?
矢 吹 隼 人 。
やりたいこととかそんなねーんだよな
△△ ○○
竜は大学行くっていう手もあるよね。
小 田 切 竜 。
うーん……
矢 吹 隼 人 。
あなたは?
△△ ○○
私のことはいいから


そう言うと不思議そうな顔をする2人



申し訳ないけど竜・隼人と私は立場が違うからさ























⚠︎竜side



あなたを俺と隼人で送っての帰り道

矢 吹 隼 人 。
最近あなた変だよな
小 田 切 竜 。
あぁ
矢 吹 隼 人 。
正直俺らの話に乗らないのは驚いたけどそれはやっぱり小中学生の時のことが今でも残ってるんだろうね
小 田 切 竜 。
そりゃあね。俺も未だに先行は信じられないって思ってるよ
矢 吹 隼 人 。
山口は違うよな
小 田 切 竜 。
それはあなたも分かっていると思うよ。多分初めから
矢 吹 隼 人 。
けどあなたにとっては大人や先行は信じられない対象だし幾ら山口でも裏切られるってどうしても思い込んじゃうんだろうね
小 田 切 竜 。
無理に信じろとは言わないよ
矢 吹 隼 人 。
勿論
小 田 切 竜 。
それとさあなた将来どうすんだろうな
矢 吹 隼 人 。
ずっとはぐらかされてるしな
小 田 切 竜 。
正直小さい頃からの夢だったんだし大学行って欲しいって思いはある
矢 吹 隼 人 。
その時とは状況違うし、昔も今も明るく振舞ってるけど俺らと抱えている物が違うしな
小 田 切 竜 。
俺らはずっと見守ってやればいいんじゃないの?
矢 吹 隼 人 。
だな。あなたがどんな選択をしても見守るべきだよ。俺らだって今まであなたに助けられたこと幾つもあるし。


やっぱり俺と隼人のあなたに対する気持ちは同じ



隼人が言った通りあなたの選択を見守ってあげるべき



無理に急かしたり強要したりはしない



でもいつかあなたの両親がいた時のような
あの頃のあなたに戻って欲しい

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