第132話

ひゃくにじゅうはち
1,053
2021/02/16 13:00
△△ ○○
お前ら起きろ!


いつもならのんびり寝かせてやってんだけど
今日から君たち学校よ?

矢 吹 隼 人 。
まだ寝る……zzz
小 田 切 竜 。
朝は俺ら作るから……zzz


気づいてないんかい。

△△ ○○
今日から学校!
矢 吹 隼 人 。
……あっそっか。
小 田 切 竜 。
そうだった……
△△ ○○
初日から遅れたら山口面倒くさそうだし。
小 田 切 竜 。
それな……





















登校時間になる。

矢 吹 隼 人 。
よし、行くか。
△△ ○○
絶対日向来てないと思うなぁ。
小 田 切 竜 。
アイツまだ冬休み気分だろうな。
△△ ○○
君たちもだったけどね。
矢 吹 隼 人 。
ごめんなパイ。
△△ ○○
可愛いから許す←
武 田 啓 太 。
おはよう〜!
小 田 切 竜 。
タケおはよ。
矢 吹 隼 人 。
2日ぶりか。
土 屋 正 光 。
今日も3人仲良く登校ですか?
△△ ○○
うん、この2人正月からずっと泊まってるし。
武 田 啓 太 。
あなた様、お世話お疲れ様です!
△△ ○○
ほんとよ、コイツら料理出来ないしさぁ笑
小 田 切 竜 。
楽しいからいいだろ?
△△ ○○
まぁね〜笑
矢 吹 隼 人 。
んで日向は?
土 屋 正 光 。
来ねーんだよな。
武 田 啓 太 。
LINEしても電話しても繋がんない。
小 田 切 竜 。
予想的中だな。
△△ ○○
もう先行く?
矢 吹 隼 人 。
時間そろそろヤベーよな。
土 屋 正 光 。
んじゃ行くか。
武 田 啓 太 。
山口の犠牲になるのは日向だけでいいね笑
小 田 切 竜 。
だな。
△△ ○○
行こっか。
日 向 浩 介 。
おはよう〜!
土 屋 正 光 。
来たし笑
日 向 浩 介 。
え?
矢 吹 隼 人 。
初日から日向が山口に怒られてんの見たかったのに笑
日 向 浩 介 。
それはさせないぜ〜?
小 田 切 竜 。
俺らほんと早く行かないとみんな遅刻する、
△△ ○○
ほんとよ、
土 屋 正 光 。
走るか。
武 田 啓 太 。
おう。


ということで私たちは朝から全力疾走で学校に
滑り込みました…













小 田 切 竜 。
日向、ジュース奢り宜しくな?
日 向 浩 介 。
マジ?
△△ ○○
当たり前よ。
土 屋 正 光 。
朝から走らせやがって。
武 田 啓 太 。
コーラ!
小 田 切 竜 。
同じく。
矢 吹 隼 人 。
俺も。
△△ ○○
オレンジ。
土 屋 正 光 。
俺も同じので。
武 田 啓 太 。
宜しくね?
山 口 久 美 子 。
お前ら!朝から汗だくだなぁ、
矢 吹 隼 人 。
うわっ山口。
山 口 久 美 子 。
おはよう。んでお前らどうしたんだ?
△△ ○○
日向が寝坊してウチらまで走る羽目になったの。
土 屋 正 光 。
だから日向の奢り。
日 向 浩 介 。
しゃーなしだな。











新学期の朝はこんな感じでスタートしました。









山 口 久 美 子 。
あっそうだあなた、最近どうだ?
小 田 切 竜 。
順調だよな。
山 口 久 美 子 。
んっ?小田切知ってんのか?
武 田 啓 太 。
知ってんのも何も竜と隼人とあなた、ずっと一緒にいるから。
△△ ○○
そうだよ。
△△ ○○
えっとね、最近は苦手教科詰めたらAライン超えるようになってきたよ。
山 口 久 美 子 。
凄いじゃないか!
土 屋 正 光 。
あとちょっとか。
矢 吹 隼 人 。
10日だよね。
日 向 浩 介 。
頑張れよ!
△△ ○○
ありがとう。










⚠︎竜side



あの話山口にしとくか。



3人になれるタイミングを見計らってんだけど
なかなか無くて放課後になっちゃったよ。

△△ ○○
んじゃ今日の買い物君たち宜しくね?
矢 吹 隼 人 。
何買えばいいの?
△△ ○○
逆に何作って欲しいの?
小 田 切 竜 。
中華食べたい。
△△ ○○
中華……麻婆豆腐とか?
武 田 啓 太 。
いいなぁ。
日 向 浩 介 。
俺らも食べて〜。
△△ ○○
まぁ、3人も6人も量増えるだけで工程は変わんないし来たければ来たら?
土 屋 正 光 。
やった!あなたのご飯美味しいんだよな。
△△ ○○
そりゃどうも。
矢 吹 隼 人 。
で結局俺ら何買えばいい?
△△ ○○
市販のあるんだからそれと豆腐とひき肉あったらいけるからそれ買ってきて。
小 田 切 竜 。
OK。
△△ ○○
じゃ、私とタケとつっちーと日向で先帰ってま〜す。
武 田 啓 太 。
お先!


おっ、3人になれそうだ。



4人は先に帰ってった。











小 田 切 竜 。
隼人、山口にあの話しにいこうぜ。
矢 吹 隼 人 。
あぁ。
小 田 切 竜 。
なかなかタイミングなくて遅くなったな。
矢 吹 隼 人 。
よし行こうか。










職員室につく。




矢 吹 隼 人 。
山口。
山 口 久 美 子 。
んっ?お前らどうしたんだ?
小 田 切 竜 。
ちょっと話がある。
山 口 久 美 子 。
おっ、何でもいいぞ。
矢 吹 隼 人 。
周りに誰も居ないで欲しいんだけど。
山 口 久 美 子 。
じゃあ屋上でも行くか。




















屋上に着く。

山 口 久 美 子 。
でお前らどうした?
小 田 切 竜 。
あなたの事なんだけど。
矢 吹 隼 人 。
伝えておかないとって思って。
山 口 久 美 子 。
何をだ?
小 田 切 竜 。
この前事故のことについて言っただろ?
山 口 久 美 子 。
あぁ。
矢 吹 隼 人 。
あの話には続きというか大事なことがあって。
小 田 切 竜 。
2次試験の日が両親の命日なんだ。
山 口 久 美 子 。
っ……
矢 吹 隼 人 。
で、これはほんと少しの人しか知らないしお前にも伝えるつもりなかったんだけどさ、あなたはPTSDなんだ。
山 口 久 美 子 。
心的外傷後ストレス障害……。
小 田 切 竜 。
知ってるんだ。
山 口 久 美 子 。
聞いたことはあってだな?情緒不安定とか不眠とかだっけ?
矢 吹 隼 人 。
そう。まぁ症状は他にもあんだけどな。
んで、命日前後はもう精神的にもきててほんとにダメなんだ。俺らも例年学校休んで隣にいてやってんだけど体調は確実に崩している。


俺らの話は続く。

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