第184話

ひゃくななじゅうはち
815
2021/07/31 12:00


でも思ったことがある















彼らならすぐ私が秋山と桜庭のために

工藤先輩のところに居ようとしてるって分かりそう





















仮に分かったとしてもいい























遅かれ早かれ離れるんだ






















もう皆の元には戻らない





















さようなら





















 











皆のこと守るにはもうこうするしかない






















私は秋山と桜庭の元を離れ工藤先輩の元へ行く























工 藤 先 輩 。
  あなたちゃん、もしアイツらが来て  
俺らが殴ったとしても止めんなよ?
△△ ○○
  えっ……??  
工 藤 先 輩 。
  当たり前だろ?  
△△ ○○
  ……  
工 藤 先 輩 。
  罪被せて警察行かせるよりは  
よっぽどいいんじゃないのかなー
後々のこと考えてさ
△△ ○○
  今回だけでもう竜たちに  
構わないなら……
工 藤 先 輩 。
  分かったよ、  


渋々だけど、色んなこと考慮したらその方が

マシなんじゃないかなって

























日 向 浩 介 。
  秋山!  
土 屋 正 光 。
  桜庭!  
小 田 切 竜 。
  あなた!  


竜たちが来る

工 藤 先 輩 。
  ようこそ、可愛い後輩諸君  
矢 吹 隼 人 。
  秋山と桜庭返してくれ  
工 藤 先 輩 。
  いいよ?  
おめぇらに礼が済んだらな
小 田 切 竜 。
  あなた、こっち来な?  
工 藤 先 輩 。
  だってよあなたちゃん  
△△ ○○
  私がお前らのとこに戻る?  
んな訳ないだろ
工 藤 先 輩 。
  だよな笑  
△△ ○○
  はい笑  
コイツら大人しくなっちゃって
つまんないんですよ笑
矢 吹 隼 人 。
  あなた?  
△△ ○○
  早くこんなヤツらやっちゃって  
くださいよ、工藤先輩
小 田 切 竜 。
  え……?  
工 藤 先 輩 。
  分かったよ笑  


その直後工藤先輩は隼人を蹴る

土 屋 正 光 。
  隼人!  

























今すぐにでもやめてほしい



けど、そんなこと私が言ったら、竜と隼人は

ありもしない罪を着させられる














そんなのごめんだ



























私は感情を押し殺して隼人たちを見る






















工 藤 先 輩 。
  どうした?かかって来いよ  
小 田 切 竜 。
  俺たち、あんたらと喧嘩するつもり  
ないですから
△△ ○○
  工藤先輩、無駄ですよ。  
コイツら先行の言うこと聞いて
約束守るいい子ちゃんなんで笑
工 藤 先 輩 。
  ふーん笑  
面白いね


竜を殴る























早くこの時が過ぎてくれ



そう願って止まない















私は大人になんてすがりたくない



けど……

山口なら竜たちのことを助けに来てくれる……はず















でも演技しないと














日 向 浩 介 。
  もう絶対喧嘩しないって決めたんだよ  
工 藤 先 輩 。
  ふーん、あの先行か  
先行の言うことをよく聞くってわけね
武 田 啓 太 。
  頼む、勘弁してくれねぇか?  
工 藤 先 輩 。
  うるせぇんだよ!  
土 屋 正 光 。
  頼むからやめてくれよ  
工 藤 先 輩 。
  俺はな黒銀退学になったんだよ  
なのにお前らだけなにのうのうと
卒業出来るんだよ!
工 藤 先 輩 。
  おい、教えてくれよ  
お前らだって俺と同じ落ちこぼれだろ
工 藤 先 輩 。
  そんなに先行との約束が大事か?  
矢 吹 隼 人 。
  あぁ  
工 藤 先 輩 。
  先行なんて口先だけの生き物だろ  
土 屋 正 光 。
  そんな事ねぇよ!  
工 藤 先 輩 。
  先行の言うことなんか信じてるん  
じゃねぇよ
日 向 浩 介 。
  俺たちはヤンクミのこと  
信じてるんだよ
武 田 啓 太 。
  ヤンクミはぜってぇ俺たちを  
裏切ったりしないんだよ
工 藤 先 輩 。
  美しき師弟愛ってわけか  
笑わせんじゃねぇよ
矢 吹 隼 人 。
  笑いたきゃ笑えよ  












……







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