第10話

きゅう
2,972
2020/12/30 06:42


バイト先に着く



「おいなんだよ遅かったじゃないか」

小 田 切 竜 。
すいません


「ビールのオーダー入れといてね」



「おい何突っ立ってんだよ」

小 田 切 竜 。
俺辞めさせてもらえますか?
小 田 切 竜 。
お願いします


「俺たちから抜けたいってことか」

小 田 切 竜 。
すみません


「竜ちゃーんそれがどういうことか
分かってんだろうな?タダで済むと思ってねーよな」



そう先輩に言われると空き倉庫に連れてかれる



⚠︎あなたside

さっき隼人に家送ってもらって帰ってきた

プルルルル

△△ ○○
もしもし□□さん?


□□さんは私のバイト先の店長さん

□□さんも私と似たような境遇だったらしく凄い有難い条件でバイトさせてくれてる、私の恩人の人で。


「ねぇあなたちゃんって
フレンツェンで働いてる小田切くん?って子と
知り合いだよね」

△△ ○○
あっはい……


「あのさ今たまたまフレンツェンの近く通ってたら、前あなたちゃんに言ってた、私の知り合いに連れてかれてる。

昔フレンツェンで抜けたいって言った人をボコボコにした話はしたよね?

なんかそれと同じっぽいからまずいかも。

空き倉庫に行ったっぽい。」
△△ ○○
分かりました
△△ ○○
教えてくださって
ありがとうございます


竜……あんた何したいの、、抜けるなんて……

竜のとこ行こう、

流石にほっとけないよ……

竜、、お願い無事でいて、



⚠︎竜side

先輩から殴られ続ける



「おい竜、お前よく抜けたいなんて言えたな。親からも
学校からも見放されたお前をよ、今まで散々面倒見て
やったのは誰だと思ってんだよ」



ガンッガンッ

なんか異音が聞こえる気がする



扉をこじ開けてくる



「なんだこの前の先行じゃんwww」



少しずつ距離を詰めてく山口

山 口 久 美 子 。
もう十分だろ勘弁してやってくれないか
山 口 久 美 子 。
この通りだ


頭を下げる山口




「先行が頭下げてんよおもしれーなこいつwww」

山 口 久 美 子 。
あいつは私の大事な教え子なんだ。まだ18で大人ぶってるけど何にも分かってない、ガキ同然なんだ。私はあいつにまだまだ教えなきゃいけないことが山ほどある。
だから頼む、あいつを私に返してくれ


再度頭を下げる



「そー簡単には行かねんだよな。落とし前は
つけてもらわないと。それとも先生がまだ
稼いでくれるか?そしたら考え直しても
いんだけどなwww先生ならもっと稼げる
んじゃないの」



先輩が山口の肩に触れた途端山口は反撃を
開始する



「一体何者だよ」

山 口 久 美 子 。
言ったろ。私はその子の担任の先生だよ
山 口 久 美 子 。
これだけ頼んでもダメならしょうがないね。言っとくけど私は可愛い教え子のためなら手加減しねえよ



そう言うとバトルが始まる


山口強すぎねーか…………

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