俺と熊井さんの傷の手当をしてくる山口
……ほんっと痛てぇ
竜・あなた・タケ・つっちー・日向が来る
あなたはそう言うと俺に抱きついてくる
抱きついてきたあなたを一旦剥がし、顔を見ると
目が真っ赤
滅多に泣かないあなたが、俺の事が心配で
泣いてくれるなんて幸せ者と感じた←
笑顔で言う山口
頭を下げる熊井さん
山口は案の定……熊井さんの頭を
撫でくりまわす
山口のおかげかは分からないけど
最近あなたが笑うことが増えた気がする
俺と竜にとってそれは何よりも嬉しいこと
熊井さんの頭を軽くはたく山口
それにつられてか俺らも思わず笑ってしまう
竜に起こしてもらう
熊井さんのことはタケたちが押してる笑
竜におんぶをしてもらい、
あなたと共に先に歩き出している
山口たちを追いかける
翌朝
学校に行くために玄関で靴を履く俺
俺は家を出ていく
今日は朝飯というかお握り俺が作ったんだ
まぁあなたみたいに上手く握れねぇし無骨だけど
……一応親父に感謝はしてる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。