あなたの手紙は続く
私のこと小さい頃から
助けてくれて
傍にいてくれてありがとう
竜は産まれた時から
隼人とは小1の頃から
ずっとずっと3人一緒だったね
竜は親が離婚・再婚
隼人はお母さんが亡くなって
2人それぞれ大変だったのに
私の両親が亡くなってからも
それ以前も
私の事考えてくれて支えてくれて
本当にありがとう
私はそんな2人を助けるためなら
危険を冒してでも
2人を助けに行く
命を落としたって構わない
2人が居なかったら
私はどうなっていたか
分からないから
ずっとそう思ってたよ
私は2人が大好き……
でも今日からそう思うことは
もうやめます
離れる時苦しいから
全ての感情を
押し殺すことなんて
慣れてる
2人にバレないようにしないとね笑
2人ともなんだかんだ鋭いし笑
竜
私は小さい頃からあなたのこと
大好きでした
竜のこと好きになれて
ほんとに良かった
あなたへの片思い
幸せだったよ
竜もちゃんと好きな子
見つけてね笑
竜が選んだなら私諦めるもん笑
ってなに言ってんだろ私
とにかく、
私は竜が幸せじゃないと
許さないからね?笑
隼人
隼人は私のことずっと好きで
いてくれてありがとう
そしてなんと言っても
私の思い全部分かってくれてたよね
数ヶ月だったけど
私と付き合ってくれて
ありがとう
本当に楽しかった
隼人は本当にいいやつ
これは私が証明する!笑
隼人も幸せにならないと
許さないからね!
あなたはいつからこれを書いていたのだろうか
少し前から覚悟を決めていたんだな……
幾重にも連なる便箋
俺らは涙ながらに手を進める
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。