第145話

ひゃくよんじゅう
942
2021/03/11 12:00


水島さんが私たちの方へ来る



奥寺には目もくれずに

水 島 真 希 。
  大丈夫?  


タケにハンカチを差し出す

武 田 啓 太 。
  真希ちゃん  
水 島 真 希 。
  ごめんね  


水島さんにもタケの思いが伝わったかな……?



奥寺は帰っていく

日 向 浩 介 。
  あれれ?  


タケをからかい始める私たち笑

土 屋 正 光 。
  タケ笑  
△△ ○○
  良かったじゃん笑  
山 口 久 美 子 。
  九條先生。やっぱり私、武田に真希ちゃんを諦めろとは言えません。武田は自分の力で乗り越えて強くなることが出来たから。  
山 口 久 美 子 。
  だから私コイツの恋を応援してやりたいと思います  
九 條 先 生 。
  僕も彼を応援してやりたいと思います  
山 口 久 美 子 。
  九條先生……!  

























⚠︎あなたside



私も私で少し思いがかわったというか
なんというか

△△ ○○
  隼人?  


私は彼に電話をかける

矢 吹 隼 人 。
  どうした?  
△△ ○○
  話したいことがあって家行ってもいい?  
矢 吹 隼 人 。
  いいけど?  


隼人にアポを取り私は隼人の家へ向かう













隼人に開けてもらい家の中へ入る

矢 吹 隼 人 。
  どうした?あなたが折り入って話なんて  
△△ ○○
  ……  
△△ ○○
  私がさ竜に告白するって言ったらどう思う?  
矢 吹 隼 人 。
  えっ?!  
△△ ○○
  私逃げてるだけだったのかなぁとも思って。今みたいな幼馴染の関係を崩したくなかったから。  
△△ ○○
  私は仮に告白したら、一区切り着いてスッキリするのかもしれない。けど、竜と隼人はどうなんだろうなって。  
矢 吹 隼 人 。
  したいと思うならしてもいいんじゃない?俺自身は振られる覚悟であなたに告ったからその気持ちとかは分かるし。でも竜はちゃんと向き合ってくれると思うよ。  
△△ ○○
  竜はそういう奴だもんね……
でも隼人はほんとに良い人だよね。
私、竜に好きな人いたら耐えられないもん。醜い考えしか浮かんでこない……
矢 吹 隼 人 。
  俺だってそんな誇れるものじゃないよ。竜じゃなかったら諦めつかなかった  







隼人、そしてタケの姿を見て、私はただ
逃げているだけだったのかなと思った
































バレンタイン当日



学校に着く

△△ ○○
  おっは〜!  
土 屋 正 光 。
  おはよう!  
△△ ○○
  めっちゃみんなテンション高いね笑  
日 向 浩 介 。
  あなた〜!!くれ〜!!  
△△ ○○
  はいはい、そういう事ね。どうぞ笑  


受験勉強の合間を縫ってチョコ作ったのよ?



優しくない?我(笑)



クラスメイト全員分を渡す

△△ ○○
  タケとつっちーと日向はいつもお世話になってるからチョコ増量ね?笑  
武 田 啓 太 。
  あなた〜!!  
土 屋 正 光 。
  ありがとう!  
日 向 浩 介 。
  嬉しっ!  
△△ ○○
はーい!  
△△ ○○
  竜と隼人の分カバン入らなかったから家帰ってから渡しに行くね?  
矢 吹 隼 人 。
  あざっす  
小 田 切 竜 。
  あなた毎年ありがとな?  
△△ ○○
  この前言ったこと守ってくれないなら上げないからね?笑  
矢 吹 隼 人 。
  もち笑  
小 田 切 竜 。
  分かったよ笑  


意外とこの前の効いたのかしら笑






















山口が入ってきて



チョコが配られる



なんかいびつな形……

小 田 切 竜 。
  これ何?  
山 口 久 美 子 。
  私からみんなへ愛のチョコレートだ  
矢 吹 隼 人 。
  チョ、コレート……?  
△△ ○○
  山口、やっぱ下手……  
武 田 啓 太 。
  あなたと比べ物にならないほどだ……  
日 向 浩 介 。
  確実にチョコレートじゃねぇだろ  
大 熊 。
  うめぇ〜!!  
日 向 浩 介 。
  はっ?  


クラス1大食いの大熊がそう言って食べてる



私たちも食べてみる

△△ ○○
  形はあれだけどいけるわ  
矢 吹 隼 人 。
  だな。見た目ほど悪くねぇじゃん  
日 向 浩 介 。
  意外とな?  
山 口 久 美 子 。
  あったりまえだろ!私が本気を出したらこんなもんだ  
△△ ○○
  こうなるまでにどれだけ時間を費やしたのだろうか……  

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