第3話

ホテイアオイの花
868
2020/07/11 14:00
あなたside
次の日母と2人で病院に行ってみた
すると医師はちょっと目を見開いたかのように見えた
すぐにさまざまな検査が行われた
医師:「大変申し上げにくいのですが。
あなたさんは______」
ドンッと頭が撃ち抜かれたような気分だった
泣き叫んだ
泣き叫んで泣き叫んで泣き叫んで泣き叫んだ
_とかはなくて
『あなたさんは
膵臓がんです』
あ、そうなんだという感じだった
軽く友達とどっか遊びにでも行こうみたいな
それにいいよと答えるような軽やかさで
あなた:「そうなんですか」そう答えた
あなた母:「え?娘が?癌?膵臓?うそ……」
母は落胆していた
あなた:(あ、でもどうしよ。倫太郎になんて言おう)
倫太郎side
今日は部活もない
暇だ
あなたに電話しようか。
あ、今日は病院に行くんだっけ
You
You
倫太郎ー病院終わったよー!
あ、あなただ。
あなたside


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倫太郎
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角名倫太郎
角名倫太郎
そっか、なんだった?
どうしよう。
病院にいた時は素直に言おうと思ったのに。
涙が止まらない
そして思わず_____
You
You
ううん!なんでもないよー!
ただちょっと頑張りすぎだって笑
そう送ってしまった
角名倫太郎
角名倫太郎
そっか、よかった
You
You
心配してくれてありがと!
角名倫太郎
角名倫太郎
当たり前でしょ、彼氏なんだから

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