第6話

No.4
2,419
2023/07/21 09:43

ま、眩しい………


そう思い、目を開けた、、、

あれ??

知らない天井.

腕とかに管が沢山付いてるし、

包帯でめっちゃ体を巻かれている.

ここは、どこ?何でここにいるの?

何があったの?

そう感じ、思い出す.

_______

お父さんと、桃葉サンと映画館に行っていた.

それで行きに観たい映画を話してたら…


そうだ.

視界が暗くなる寸前に横に見えたのは、

我が家の車にぶつかりかけていた、車だ

事故が起きたのだろう


でも、、、

お父さんは?桃葉サンは??

2人が、いない

嫌な予感がするけど、信じたくない

今度こそ1人になるかもしれない、

でもお父さんたちの事だからドッキリとかしてくるかも

そう、淡い期待を胸に、

お医者さんが来るのを待った.


あなた
お父さんと、桃葉サンは??

医「…お兄さんにお聞き下さい.」
あなた
え…?は、はい.

どうしてあの男の子を出すの?

てか話したことないんだけど………

そもそも名前、知らないし.



ばぁうside


父さん、母さん.

そして……初めての妹.


俺は病院に着いたら1人で診察室に呼び出された

悪い予感はしなかった.

元気な母さんが出迎えてくれるだろう



(ガラガラガラ)
ばぁう
失礼します

あー、

もしかしてって思ったことが本当になる

確信した.

だって医者も、看護師も、

黙ったまま、悲しそうな顔で。


医「ご両親が亡くなりました.」


あぁ.

もう、医者の声なんて聞こえない

心が暗闇へと堕ちてゆく


俺はあの時、信じてたのに.

ねぇ、神様

神様はいないんでしょ?

だって俺たち人間が造ったんだろ?

期待、、させないでくれよ



恐ろしい.

でも、あなたは生きてくれていた

それが唯一の救い

もう、俺にはあなたしかいない.


無言で診察室を出て、みんなの所へ向かい……



ばぁう
タヒんだ.

たった一言、そう、伝えた.

父さん、母さん

伝えたかったこと、沢山あるよ

一つ一つ、思い出を思い出す

と言ってもほぼ母さんとのだけど.


こんな急だったんだ

後から聞けば、

飲酒運転してたやつがそのまま車に突っ込んだって.

もう、憎むことも出来ない

そのくらい喪失感に襲われた.



あなたにはどう伝えよう.

生きててくれて、ありがとう




(ポロッ)


俺は、人生で最後の涙を一粒流した.

こんな時に寄り添ってくれたみんなのことを、

俺は一生忘れたくない.

いや、忘れることは無い.



この時俺は、

あなたを、俺の全てを賭けて守ると誓った.


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