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第1話

旅人
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2021/01/29 09:34
第1話「旅人」

とある国のとある森にある古き館がある
なんでもその館では、不思議な事が起こるとゆう

それは「亡くなった人に会える」とゆう事

多くの人がその館を探して旅たつが
そのほとんどが見つける事なく諦めているらしい

そして、自然に噂じたい
語られる事がなくなっていった

だが、それでも諦めきれない者もいる
これはそんな旅人の話...


里)噂のとおりならこの森の何処かに館があるはず。

森の中を1人彷徨う男の名は「里津花」
館の噂を聞いてこの森までやって来た

里)やっぱり、
さっきの村で夜を越せば良かったかな。

森に来る前に村を通って来た

里)まぁ、あの感じだと泊まるのも無理だっかも。

話しかけても見向きもしない
冷たい村人たちを思い出してため息をつく

里)小さい村だったから
閉鎖的になっていたのかもしれない。

それならば、急に来た旅人を警戒しても
おかしくないと自分に言い聞かせながら歩く

日も落ちかけた森は暗く、
ランプの灯りがあっても心もとない
やがて木々が開けた場所に出る、
そこには小さいながらも綺麗な池があった

里)ここなら月明かりが入る、少し休憩しよう。

池のほとりに座り疲れを癒す

里)館は本当にあるのだろうか?

例え館があったとしても、
本当に亡くなった人に会えるかどうかも分からない

里)考えても仕方ないか。

空を見上げたその時だった
ガサガサと茂みが揺れる

里)ッ!(持っていたナイフを抜こうとして)
)うわぁ!待った、待った!悪さはしないから!

茂みから現れたのは1人の青年だった

里)君、どうしたの?
壱流)あー、良かった人がいて。
俺は壱流、道に迷って困ってたんだ。

壱流と名乗った青年の姿はボロボロと言えば
聞こえは悪いが衣服は汚れ、ほつれている

里)えっ、もしかしてずっと森を彷徨ってたの?
壱流)そーなんだよ、どこもかしこも
似たような道でさ、分かんなくなってた。
そこに、アンタのランプの灯りが見えてさ!
ここまで来れたってわけ。アンタの名前は?

里)俺は里津花だよ。
おかしいな、ここまで一本道だったのに。
壱流)探し物しながら歩いてたから、
道から外れちゃってさ。
里)探し物?
壱流)「黄昏館(たそがれかん)」なんだけど、
知らない?
里)もしかして、
亡くなった人に会えるって言われてる館の事?
壱流)そう!黄昏の森にあるから「黄昏館」
ずっと探してるんだけど、見つからなくてさ。
里)俺も探してるんだ。
壱流)マジか!それなら一緒に行こうぜw
里)そうだね、ここで会ったのも何かの縁..
一緒に行こうか。


2人は一緒に黄昏館を探す事にしたようだ、
果たして本当にあるのだろうか?

つづく

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