第5話

館の日常
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2021/01/29 09:44
第5話「館の日常」

館の管理があるので朝は早い方だ
起きて、着替えたら先ずは朝食の支度を2人分

そして、薪割りへと行く
冬が近いのでなるべく蓄えておきたい
長い時間作業を続ける

疲れてきたのを頃合いに館へ戻って朝食
壱星にも運んで、食べさせる

大)客はどうしてる?
壱星)2人とも部屋にいるみたいです。
大)そうか、寒くないか?
壱星)大丈夫、心配性ですね。
大)無理はするなよ?
壱星)はい。(微笑んで)

カン!カン!(玄関のノッカー音)

大)客か、出てくる。
壱星)分かりました。

部屋を後にし玄関へ

ガチャ、、

大)はい...
翼)やっと出た、おはよう大。
大)翼かおはよう。
翼)「翼か」じゃないっての!
ほら、食材運んできてやったんだからな!
大)悪いな。

翼)そう思うんだったら、村に帰って来いよ。
ここにいたって..あいつは帰って来ないんだからさ。

大)翼..俺は待つって決めたんだ。
壱星もいるし、ここを離れるわけにはいかない。
翼)言ってみただけだっての頑固者。
大)心配してくれて、ありがとな。
翼)別に、そうしたら配達が楽になると
思っただけだし。じゃあな、また来る。
大)ああ。

翼を見送り、受け取った食材をしまうために
キッチンへ運ぶ

大)これで全部だな、さて昼食はどうしようか。
パンもあるしサンドイッチにでもするか。

少しの間置いておいても大丈夫なメニューを
考える、作るのはもちろん2人分

大)さて、部屋の掃除に行くか。

使っていない部屋も毎日軽く掃除する、
そうする事で大掃除の時が楽になるのだ

一通り掃除を終えて、昼食をとる

午後は庭の手入れをするためキッチンを後にした時

カンカン!!

来客を告げるノッカー音、出迎えるために玄関へ

ガチャ、

大)...はい。

目の前には誰もいない、
これはイタズラかそれとも...

チリン、と呼び鈴が鳴った

大)入れ、時期に案内が来る。

おきまりの文句を言ってそのまま庭に出る
あとは壱星がなんとかするだろう

大)俺にも見るすべがあればいいのにな。

叶わない夢を呟きながら、
庭仕事にせいをだすのだった。

つづく

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