第2話

#2
941
2021/07/15 06:52
私たちがいつも行っているのは居酒屋さんだ。

へんに緊張もせず私にはうってつけの場所
渡辺翔太
渡辺翔太
お代わりお願いします
あなた

ちょっと…
翔太さん呑みすぎじゃないですか?
そんなにお酒強くないですよね?

渡辺翔太
渡辺翔太
んー、いいのいいの
はじめより少し滑舌悪くそう言った
渡辺翔太
渡辺翔太
はぁー、今日の俺
そんなに良くなかったなあ
翔太さんが弱音を吐くのは珍しい
あなた

どうしたんですか?

渡辺翔太
渡辺翔太
ほら、さっきの収録
あなたちゃんも見てたでしょ?
あなた

んー、私はああゆうところが
翔太さんのいいところだと思ってますよ

渡辺翔太
渡辺翔太
ほんと?
んー、でも…
こんな翔太さんを見るのは初めてで…

私は弱い翔太さんを見せてくれていることが嬉しかった。

それと同時に

もっと触れたい。

そう思った
気がつけば私は翔太さんの手をとって
あなた

もっと私に弱い翔太さん見せてください

そんな言葉を口にした。
渡辺翔太
渡辺翔太
かっこ悪いと思わない?
あなた

もちろんです。
翔太さんはかっこ悪くなんかないです。

渡辺翔太
渡辺翔太
ふふっ、ありがとう。
俺 思えばメンバー以外にこんな姿見せたの久しぶりかもしれない…
あなた

なんか…
嬉しいです。

渡辺翔太
渡辺翔太
なんだよそれ(笑)
渡辺翔太
渡辺翔太
ねぇ、あなたちゃん
俺と付き合ってくれませんか?
あなた

えっ…
私なんかでいんですか?

渡辺翔太
渡辺翔太
何言ってんの、あなたちゃんだからだよ?
俺、こんなに誰かに癒しを求めたのはじめてで…だからかっこいい俺も弱い俺もみてほしいって思った。
渡辺翔太
渡辺翔太
これからは
弱いあなたちゃんも見せてほしい。
俺が全部受け止めるから。
こうして私と翔太さんの交際が始まった…

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