第6話

#6
755
2021/06/05 16:17
翔太くんのマンションはオートロックでいかにも芸能人が住んでそうなマンションだった。
あなた

部屋番号聞くの忘れてたな…

近くにいる警備員さんに怪しまれないか不安になりながらもそんな事を口にした。
渡辺翔太
渡辺翔太
あなたちゃん!
ずっと聞きたかった声が聞こえてすぐに振向こうとした瞬間後ろから抱きしめられた。
渡辺翔太
渡辺翔太
俺…はやくこうしたかった…
はやくあなたちゃんに会いたかった。
あなた

わたしもだよ翔太くん。

あなた

…でもね
ここマンションの入り口だよ。
人に見られちゃうよ…

渡辺翔太
渡辺翔太
うん。知ってるよ。でも、
もう少しだけ…お願い…
そんな可愛らしく言われると受け入れるしかなかった。
あなた

あ、翔太くん。この前わざわざ家まで送ってくれて本当にありがとね。こんなに翔太くんのお家まで遠いと思わなくて…

渡辺翔太
渡辺翔太
ううん。ぜんっぜん!
帰り道 余韻に浸れたし。あなたちゃんのこと考えてたらあっとゆうまだった。
あなた

なにそれ…(笑)
ありがとう。

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