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あなたsaid
しんちゃんから
「 一緒に住も? 」
って言われて
私はもちろんOKしました
私の両親は去年からお父さんの仕事で
私たちが住んでる東京を離れて
九州に住んでるの
私は何となくここから離れたくなくて
一人暮らしすることになった
お母さんには彼氏がいるって伝えてるから
私が一人で住んでるより安心してくれると思う
あれから沢山話した結果
私がしんちゃんの家に行くことになりました
そんな卒業式から一週間経ち
今日から春休み
そして今日からしんちゃんの家に住みます
うちのアパートはすっかり片付き
しんちゃんが迎えに来てくれるのを待つだけです
準備は満タン
(( ぴーんぽーん
『 はーい! 』
どたばた荷物を全部もって
玄関のドアを開けて
『 行こっ 』
「 おう 」 (( にこっ
それからしんちゃんの家に
のんびりゆっくり行きました
到着
『 お邪魔します 』
「 これからはただいまだからね 」
『 うん! 』
『 これからお世話になります 』
「 はーい 」
「 こちらこそ 」
『 ふへ 』
こんな感じで私たちの
新しい暮らしが始まりました
来月には2年生になる
あっという間だなぁ
卒業式が終わって3年生がいない学校は
どことなく静かで寂しかった
私からしたらしんちゃんもしゅうちゃんも
みさちゃんもいない学校なんて
暇すぎて寂しすぎるよぅ!!
これからあと2年やってけるかなって
すごく心配だったけど、
これからは毎日しんちゃんに会えるし
みさちゃんも遠い大学に
通ってるわけじゃないから会える
これからが楽しみだなあ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。