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與真司郎said
あなたをめちゃくちゃにした
可愛かったから。
1ヶ月のうち二週間会えない寂しさと
あなたを愛おしいと思う気持ちから
耐えられなくなった。
『 しんちゃん 』って俺を一生懸命
何度も呼ぶあなたが愛おしくて
胸が苦しくて。
あなたもそんな俺を毎回受け止めてくれる
無理してんじゃないかなってくらい。
そう思うならやめろって?
そんな簡単に俺の気持ちは止めらんない
あれから数日後
今日から俺は仕事で東北へ行く
歌手のLIVEが3日間あるから、
前日から5日間。
行きたくねえぇぇえ。
『 じゃあ、行ってらっしゃい、っ 』
「 、、、 」
「 やだ。 」
「 そんな寂しそうな顔されたら余計行きたくない 」
『 私は大丈夫だから 』
『 いざとなったらみさちゃんたちの家に行くよ 』
「 わかった、 」
「 待っててな? 」
『 もちろん 』
「 じゃあ、行ってきます 」
『 行ってらっしゃい 』
「 あ、 」
『 ん? 』
(( ちゅ
『 んっ、、 』
「 、、、っ 」
『 苦、しぃ、、 』
「 はぁっ、、 」
『 朝からもー、 』(( 赤面
「 充電完了。 」
「 これで頑張れる 」
『 ならよかった 』
『 頑張ってきてね 』
「 おう 」
(( ぱんっ
↑ ハイタッチ
少しの間家を空ける時は必ずハイタッチ。
帰ってきた時はグータッチ。
これは俺ら二人の決まり。
あなた充電したし。
リハも含めて全力でやるか。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。