第89話

89 あれから⑩
901
2019/06/02 06:03
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與真司郎side




今日は土曜日

朝は何も用事なかったしゆっくり寝ようって

思っとったんに真穂に無理やり起こされました


真 [ ぱぁぱ!! ]

「 んん、 」

真 [ おままごと!! ]


あぁ、せや、

昨日約束しとったの忘れとったわ


「 ん、今行く 」

真 [ やったぁ! ]



それからリビングに行くとあなたの姿

にこって笑って『 おはよう 』って。

それだけで目が覚めて、「 あぁ、朝だ 」って思う

俺にはそれだけあなたが大切。


真 [ ままはまーちゃんのおねえちゃんで ]

真 [ ぱぱはまーちゃんのだんなさん! ]


まあそうなるよなあ


真 [ おはようのちゅぅして!! ]


どこでそんなん覚えてきたん?

まだ2歳やで?

でもここで嫌やって言ったら怒りそうやし

でこちゅで終わらせようとしたんに


真 [ おくち! ]


なんて言われちゃあもう逃げられない

娘のファーストキスを奪っちゃって悪いな

まあ、ええか。


(( ちゅ


軽くきすをすると [ きゃー ] って逃げてく真穂

ほんま天使やわあ

かわええなぁ。


『 、、、 』


隣に黙ってぼーっとしてるあなた発見。

なんだか寂しそうな顔をしとる

結局ままごとに参加出来てへんかったから

いじけとんのかなって思って呼びかけても

なかなか気づかない


「 あなた! 」


久々に呼んだ気がする名前。


『 ひゃぁっ、 』


そんな驚かんくてもええやん?


あんまり静かやな、どした?って聞いても

なんがあったのか答えないあなた。


俺があんまりしつこく聞くから

やっとの事で答える気になったみたい



『 ひかないでよね、? 』

「 ひくわけないやろ? 」

『 あ、あのね、? 』


















『 真穂に、嫉妬、しちゃって、、っ 』(( 笑


「 、、、へ? 」


『 ごめん、っ、 』

『 ほんとに、自分の娘に嫉妬するなんて

心が狭いにも程があるし、っ 』

『 流石に気持ち悪い、よね、っ 』



そんなこと引きつった笑顔で言い出すあなた。

あなたが真穂に嫉妬するなんて驚いて

言葉にならんくらい。


どっちかっていったら俺が嫉妬しとるって

思っとったんやで?

いっつも真穂とあなたは一緒におるし、な。



「 俺に焼きもちやなくて真穂に、? 」



信じられんくてもう一度聞き直す


『 な、何回も言わせないでよ、っ、! 』(( 耳真っ赤


そんな耳真っ赤にして可愛い顔で言われたら

襲わずにはいられなくなる。

でも今は一旦ストップ。



「 そんな無理して笑わんでええのに 」

「 全然おかしなことやないよ 」

「 実際俺も真穂に焼きもち焼いてたしな 」


『 本当、? 』

「 ん、ほんま 」

『 うぅぅ、 よかったぁ、 』


安心したのかいつもの笑顔に戻ったあなた

それはいいとして。


「 でもさ、いつ嫉妬したん? 」


気になって、そう聞けば、あなたは驚いた顔をして


『 んな、、わかってなかったの!? 』

『 しんちゃんのばあーか!! 』

『 もうしんちゃんなんか知らない! 』


って突然怒って俺たちの寝室に引きこもってしもた




え、俺、なんかやらかしたっけ??













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