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あなたside
「 とりま、お風呂はいってきな 」
「 服は置いとくから 」
『 ん。ありがと。』
服おっきい。だぼだぼだぁ
うぅ。しんちゃんの匂い。
しんちゃんにぎゅーされてるみたい
『 上がったよ 』
『 服ありがとう 』
「 お。おかえり。」
「 いえいえ 」
『 ん。』
「 俺も入ってきていい?」
『 うん。いってらっしゃい 』
「 おん 」
「 おまたせ。」
『 おかえり 』
「 おう 」
やば、しんちゃんのお風呂上がり
めっちゃかっこい、、
いつもかっこいいけど。
髪が濡れてるからかな、?
「 あなた。」
『 ん? 』
「 俺の髪乾かして 」
『 まかせて 』(( 即答
「 ありがとう 」
『 ん。』
(( わしゃわしゃ
↑ 髪乾かしてます
『 気持ちいですか? 』
「 はい。とても 」
『 ふふ。』
『 はい。乾いたよ 』
「 ありがとう 」
「 次は俺があなたの髪の毛乾かすよ 」
『 ほんと? ありがとう 』
やった
しんちゃんやさしいなぁ
「 どーですか?気持ちいですか?」
『 はい。ぐっどです 』
「 でしょう。そうでしょう。」
『 ふふ 』
「 おし。乾いた 」
『 ありがとう 』
「 おう 」
(( ぎゅ
んんん??
『 しんちゃん?』
(( ぎゅーー。
『 苦し。どしたの 』
「 あなたがいちゃらぶしたいとか言うから 」
「 俺が耐えられなくなったの 」
やばい。可愛い。
今、しんちゃんがソファに座ってて
私が床に座った状態で髪乾かしてもらってたんだけど
ばっぐはぐ というものされます。
これすごい恥ずかしいね。
『 かわいーの。』(( ぼそっ
「 聞こえてんだけど。」
『 ごめんごめん。つい。』
「 かっこいいがいい 」
『 しんちゃんはいつもかっこいいよ 』
「 、、、 そ。」 (( 赤面
学校では[ かっこいい ]
って可愛い女の子達に言われても
「 ありがとう 」 (( にこっ
で終わらせてその辺の女の子達とりこにしてるのに。
全然照れないで。
でも、私が言うといつも顔真っ赤にして照れてくる
言われ慣れてるはずなのに。
こーゆーところがすごく可愛い
「 なんか今日、やたらと素直じゃん 」
「 なんかあった? 」
『 、、、 別に。』
「 うそ。間があった。図星でしょ 」
なんでしんちゃんはわかっちゃうかな
『 、、だって。』
「 うん。」
『 しんちゃん最近勉強忙しくて
構ってくれないし。』
『 学校では可愛い女の子達にモテててさ 』
「 うん。」
『 、、、 嫉妬したんだもん 』
「 そっかそっか 」
「 ごめんな?」 (( なでなで
『 うぅぅ。』(( 泣
「 よしよし。ここおいで 」(( ぽんぽん
あーあ。言っちゃった。
泣いちゃって、恥ずかしいし、
もーー。我慢する予定だったのに。
しんちゃんの優しさに負けちゃった
今もまたしんちゃんが私を座って抱っこして
私の背中さすりながら慰めてくれる。
こーゆーところがだいすきなの
「 落ち着いた?」
『 、、ん。』
『 ごめん、急に泣き出したりして 』
「 いや、全然大丈夫 」
「 俺こそごめんな 」
『 しんちゃんは悪くないよ 』
「 そんなことない。」
「 これからは曜日決めて、一緒に帰ろう 」
「 そしたら、俺もあなた不足が少しは
改善される "」
『 あなた不足ってなにさ。"』
『 、、 ありがとう 』
「 自分のためだもんねーだ " 」
『 ばーか 』
『 勉強は大丈夫なの?』
「 帰りくらいは神様も許してくれる。」
『 そっか。』
『 ふふ 』
「 なんだよ。」
『 これで少しは安心できるなーって 』
「 ならよかったよ 」
『 ん。』
ほんとしんちゃんはやさしい
勉強忙しいはずなのに。
でも、やっぱり嬉しいな。
『 ありがとう、しんちゃん 』(( でこちゅー
「 !? 」 (( 赤面
「 、、どーいたしまして 」 (( ぎゅ
このあと結局ぎゅーしたまま離してくれなくて
そのまま2人でぎゅーしながら眠っちゃったのでした
私の彼氏は学校一かっこいい
けど、私の彼氏は私にしか見せない
すごくかわいいところがあるの。
私だけの秘密。
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作者です
とりあえずひと段落着いたので
リクエストにおこたえします!!
これからもよろしくお願いします ☻
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。