ピロン！
なんなんだ？とおもってスマホを持って廊下に出る
～LINE～
<黒尾サン
～LINE終了～
１階の自販機前…どこだっけ…
まあ１階に降りればいいか
〜１階〜
あれ？１階に自販機なんて無いよ？
ピロン
赤葦さんと別れてまっすぐ歩く
えっと…曲がり角を右…だっけ？
…あ！ドアあった！
〜LINE〜
＜赤葦京治
〜LINE終了〜
ガチャ
えっと…２番目の角までだからとりあえずまっすぐ…
１つ目…２つ目…ここかな？
〜LINE〜
＜赤葦京治
〜LINE終了〜
次の角…あ、あそこだ
暗闇の中に自販機のぼんやりした明かり、その前に黒尾さんが立ってスマホを見ているのが見える
あ…やっと着いた…
〜LINE〜
＜赤葦京治
〜LINE終了〜
スマホをポケットの中にしまって黒尾さんの元へ走り寄る
自販機の方を向いて動こうとしない黒尾さん
エナジードリンク、コーラ、麦茶、緑茶、アクエリアス、オレンジジュース、コーヒー…
ガッタンッ
ガッタンッ
〜ベンチ〜
コーラを飲んでいる黒尾さんが座った隣に私も座ると少し沈黙が流れた
この顔、私の許嫁が誰かまでわかって言ってるんだ
ムグッと頬を片手で掴まれる
やっと手を離してくれる
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