やっ……やっと着いたっ……
生徒会に見つからないように慎重に行動しながらも、
ようやく音楽室へ到着したツバサ。
全く…ツバサは。
同じ場所をグルグル周り過ぎですわ!
やっぱり……?
実は私もそんな気がしてた……
まあ、生徒会に見つからなくて
本当に良かったですわね…。
さあ、今日も練習ですわ!
うんっ……!
音楽室にあるラジカセにCDをセットして、
歌とダンスの練習を始めるツバサ。
〜♪
〜♪
ポルカもまた、ツバサに釣られて歌って踊る。
ポルカも上手だね?
歌もダンスも……
まあ、わたくしにかかれば
これぐらい朝飯前ですわ!
ツバサの歌とダンスを、ポルカは優しく見守っていた…。
ん?何か聞こえないか…?
音楽室で誰かが歌ってるみたいだね?
ちょうどその頃、ジンペイ達が音楽室付近を歩いていた…。
でも…何て素敵な歌声なのかしら…
うん、ずっと聞いていたくなるね?
音楽室で誰が歌っているか気になったジンペイ達は、
こっそり音楽室を覗いてみる。
あっ、あの子…!
最近うちのクラスに転校してきた
美月ツバサさんよ?
そうなの?
《えっ…僕達の隣のクラスに
いつの間にこんなに可愛い子が…?》
えぇ、あの子凄く人見知りでね。
照れてる表情がすっごく可愛いの!
他の子に校舎案内に誘われて、
恥ずかしがりながら断ってる姿もまた…
そうだったんだ…
《確かに可愛い…!》
ふーん…熟女じゃないけど、
あれはあれで有りだな?
校舎案内なら俺がしてやるぜ!
えぇっ!?いきなり話しかけに行っても
怖がらせちゃうだけなんじゃ…
そうだよジンペイ君!
女の子を怖がらせちゃ可哀想だよ?
ちぇっ…何だよ…
《アイツと仲良くなれると思ったのにな…》
今日は調子が良いみたいですわね?
うん! やっぱり私、歌もダンスも大好き!
ジンペイ達に気付かずに歌いながら踊り続けるツバサ。
その表情はとても活き活きとしていた…。
《かっ……可愛いっ…!》
《やっぱり私、あの子と仲良くなりたいわ!》
《歌もダンスも上手なんだね!》
《彼女はもしや、学園のアイドル…?》
ん? アイツの横に居る
ちっこいピンクのやつなんだ…?
ポルカを指差すジンペイ。
えっ…あの子と一緒に居るのって…。
もしかして怨霊…?
でもあの子も小さくて羽が生えてて
うさぎみたいで可愛いわね!
うんうん、女の子向けのアニメに
よく居そうな子だね!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。