第122話
お、お前こそ何だよ…
アタイは…妖怪【ゴロミ】ちゃんよ
腕を組んで睨みながら自己紹介するゴロミ。
妖怪…
怨霊か…?
やれやれ…何もわかってねぇな…。
いいか?妖怪と怨霊は似ているようで全然違う!
そう言ってゴロミは尻尾を伸ばし、
スクリーンを出した。
そこには、【図解 よくわかる! 妖怪と怨霊 Part1】
と書かれてある。
何か説明始まった…!
怨霊は人間や物質から生まれた
【強い思念】が、生物のような形に
具現化したものだ。極めて不安定な存在
【怨】と書かれている方の絵を指揮棒で叩く。
だから【思念の目的】が果たされれば、
成仏して消える
そしてスクリーンを回転させた。
一方、妖怪は怨霊が【安定した存在】
となり、独自の【アイデンティティ】を
持ったものだ。よって、怨霊よりも
ワンランク上の存在と言える
怨霊よりもワンランク上の存在…
…アイデンティティって何だ?
そっちかい!
わかったか。 ワンランク上のアタイの価値が!
うん、わかったよ……!
わかりやすい説明をありがとう、
ゴロミちゃん!
そう言ってツバサはゴロミの手を両手で握る。
そ、そうかい。そりゃ良かったよ。
アンタ、名前は?
私は美月ツバサ……!
ツバサだな? アンタ、気に入ったよ!
これからアンタの事、ツバサって呼んでも…
ツバサに馴れ馴れしく近付くなっ!! ですわ!!
なっ…何だいアンタ!?
突然現れたポルカ。
なっ……ポルカ?! いつの間に……
さっきから黙って聞いていれば、偉そうに…
はぁっ!? アンタ、
アタイに喧嘩売ってんのか!?
それに、何なんですの?
さっき持っていた野蛮な物は…
これの事か?
ゴロミは尻尾で再びコルク銃を持つ。
信じられない…そんな危ない物を…。
このツバサは未来のアイドルですのよ?
ツバサの顔や体に傷でも付いたら
ただじゃおきませんわっ!!
何だとっ!?
ポルカとゴロミは睨み合う。
ちょっと2人とも、喧嘩はやめてっ!!
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