花子さんを恨んでいる人物は1人もおらず、
それどころか住人達は喜んでいた。
ツバサとマタロウは微笑ましく見守る。
花子さんとクロックレディは手を繋いだ。
花子さんが目を閉じると、2人は
緑色の妖力に包み込まれる。
すると、地面に大きな穴が…。
クロックレディの力で、住人達は
それぞれ元の世界へ帰っていった…
…はずが…。
何故か執事だけが残っていた…。
執事は過去の話を花子さんに聞かせる。
すると執事は花子さんに近付き…。
そう言って花子さんの手を両手で握りしめる。
花子さんの頬が赤く染まる。
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50年前の太郎からの言葉を思い出す。
太郎は花子さんを優しく抱きしめ、
花子さんは抱きしめられながら泣いていた…。
その様子をツバサ達は優しく見守る。
マタロウとツバサはつられて泣いていた…。
すると何処かから虹色の妖気が現れ、
ツバサのウォッチに吸い込まれて
3枚のメダルが現れた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。