第33話

バックトゥザモーニング(7)
1,543
2022/04/14 07:52
姫川フブキ
姫川フブキ
《いや、まさか…。
科学的にあり得ないし…。
ツバサの様子だけおかしいのは
ちょっと気になるけど…。
気を取り直して、頑張ろう!》
















校舎へ向かう為の扉を開け、

階段を少しずつ降りていくフブキだが…。































姫川フブキ
姫川フブキ
《えっ?!》



















途中で立ち止まる。








































その先には、先程と同じように犬のウンチが…。











































姫川フブキ
姫川フブキ
《ある…!
やっぱり本当に予知夢だったの!?》
寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
ん…?
玉田マタロウ
玉田マタロウ
フブキさん…?












マタロウに声を掛けられるフブキだが…。

































姫川フブキ
姫川フブキ
えぇっと…。
先に行っててくれる?
小間サン太夫
小間サン太夫
じゃあ、お先に!












コマとマタロウは先に降りていく。
























美月ツバサ
美月ツバサ
あっ……あのっ……フブキさん……













遅れて出てきたツバサはフブキに声を掛けるが…。







































寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
おーいツバサ! 早く行こうぜー!










ツバサを待っていたジンペイは、

ツバサの腕を引いて階段を降りていった。


















小間サン太夫
小間サン太夫
ツバサさん、すっかり人気者だね!
美月ツバサ
美月ツバサ
まっ……待って下さいっ……!
私はフブキさんにお話が……
寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
フブキとは同じクラスなんだから
別に今じゃなくても話せるだろ?
今は俺達と話そうぜ!
小間サン太夫
小間サン太夫
うん、僕もツバサさんと話したいな?
美月ツバサ
美月ツバサ
で……でも……












ジンペイ達に囲まれながらツバサは先を行く。












































姫川フブキ
姫川フブキ
誰も踏みませんと…。
じゃあ、私も!

















悲しげな表情で見つめるツバサに気付かず

フブキは階段を降りてウンチを飛び越えた。
























姫川フブキ
姫川フブキ
よしっ! ツバサ、どうしたの?













ツバサの元へ駆け寄ろうとするフブキだが…。























































玉田マタロウ
玉田マタロウ
忘れ物したーーっ!!














駆け足で戻ってきたマタロウとぶつかってしまう。




















姫川フブキ
姫川フブキ
えっ? あぁぁぁっーー!!













回転しながら戻っていくフブキ。

















































































ぐしゃっ…































姫川フブキ
姫川フブキ
また踏んだぁぁぁぁぁっ!!

























またしても犬のウンチを踏んでしまった…。














































ゴーン! ゴーン!

































































































美月ツバサ
美月ツバサ
はっ……






















気付くとツバサはまた自分の部屋に居た。

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