第100話

HANAKO~モラシタ・ラ・ダメリアの女王~(3)
1,110
2023/11/21 16:22
寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
分かれ道か…













そのまま進んでいくと、分かれ道が…。











小間サン太夫
小間サン太夫
あれってもしかして…
トイレの前にある男用と女用のマーク…?


















そこにはスポットライトに照らされた

トイレの男用と女用のような像があった。
















寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
なるほど! トイレの花子さんに
通じる道ならそうかもな!
雷堂メラ
雷堂メラ
って事は俺達は男用か…
美月ツバサ
美月ツバサ
え……

















ジンペイ、コマ、メラの男子組は左へと

スタスタ進んでいく。






































美月ツバサ
美月ツバサ
あのっ……待って下さいっ!!
女用に進むのは
私とフブキさんだけですか!?
雷堂メラ
雷堂メラ
当然だ
小間サン太夫
小間サン太夫
何かあったら大声で叫んでね?
《ツバサさんの為に駆けつけるから!》

















そう言って3人は進んでいった。



















美月ツバサ
美月ツバサ
そ……そんなっ……うぅ……
















恐怖で涙ぐむツバサ。




























姫川フブキ
姫川フブキ
行こうツバサ? 
大丈夫、ツバサは私が守るから!
美月ツバサ
美月ツバサ
うぅ……フブキさん……。
手……繋いでいただけませんか……?















涙ぐみながらフブキを見つめ…。


















姫川フブキ
姫川フブキ
…! えぇ、もちろんよ///
《やっぱり可愛すぎるわ…!
もう絶対にツバサは私が守るんだから!》

















フブキは思わず頬を染める。




















ツバサの左手を握りながらツバサを庇うように

少しづつ右に進んでいくフブキ。























すると…。




















































フブキ/ツバサ
きゃあぁぁぁっ!!









































右カーブの曲がり角の先で怪しい人影を見つけ、

思わず悲鳴を上げるツバサとフブキ。


























































姫川フブキ
姫川フブキ
って裏で繋がってたんかーーい!!


















ジンペイ達だった。














美月ツバサ
美月ツバサ
うぅ……怖かったぁ……。
びっくりさせないで下さいっ……














我慢出来ずに泣き出してしまうツバサ。
















小間サン太夫
小間サン太夫
あぁ…ごめんツバサさん…泣かないで…
雷堂メラ
雷堂メラ
そんなに怖かったのか…
















ジンペイ達が必死にツバサを宥めていると…。


























































寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
なんだ?















突然霧が晴れ、ツバサ達の目の前には

お城のような立派な建物があった。















姫川フブキ
姫川フブキ
あの校舎は、花子さんの妖気が
作り出していたのね…
美月ツバサ
美月ツバサ
……?





















































































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