第211話

ゲーマー必見! アサシン来るーど!!(16)
779
2023/11/22 15:46
アイニー
アイニー
うぅっ……ありがとうっ……










アイニーは溢れそうになった涙を拭う。
























ホリコシUG
ホリコシUG
アイニー、僕達が一緒に
ゲームを作って来たのは、
皆をびっくりさせる為。
面白いって思ってもらう為じゃないか!










ホリコシはツバサに抱きしめられたままの

アイニーの頭に手を乗せる。















アイニー
アイニー
マスター……









アイニーはホリコシとの思い出を振り返る…。

















_____________________








































ホリコシUG
ホリコシUG
ゲームのキャラは
同じセリフしか言わないけど、
プレイヤーの状態に合わせて
喋ってくれたら、それだけで
会話が楽しくなると思うんだ!







ホリコシはパソコンの画面の中に居る

アイニーと話していた。






ホリコシUG
ホリコシUG
あと検索機能もあったりして、
僕が【魔法の粉って何処にある?】
って聞いたら、
【バレンシアの町で手に入ります】って
教えてくれるとかね! そんな存在が
ゲームに居てくれたらいいなぁ…
って思わないかい?
アイニー
アイニー
なるほど! プレイヤーの皆さんを
友達のようにフォローする役目ですね?
そうなれるように僕、頑張りますっ!
ホリコシUG
ホリコシUG
うん! それはアイニーにしか
出来ない事だよ! 僕と一緒に
皆を楽しませよう!











そう言ってホリコシは微笑んでいた。














_____________________


























アイニー
アイニー
マスター……! 僕はどういった思いを
託されていたのか思い出しました……!











アイニーはいつの間にかツバサから離れていて、

ホリコシの手の上に乗っかって泣いていた…。














寺刃ジンペイ
寺刃ジンペイ
感動したぁぁぁ!!









ジンペイは大号泣していて、

他の4人も目をウルウルさせていた…。












アイニー
アイニー
僕はっ…… 僕にしか出来ない事が
あったんですよね……!












やがてアイニーの体は光を放ちながら透け始める…。





















アイニー
アイニー
この世界に来るのではなく、
コンピュータープログラムの中で
自分の役割を全うする事にします























































ホリコシUG
ホリコシUG
いや、アイニー。
君の希望が叶えられる方法が、まだある!
アイニー
アイニー
えっ…?













アイニーは不思議そうに首を傾げていた…。

プリ小説オーディオドラマ