第37話

偽物の宝石
707
2018/04/01 01:08
夜になる頃には俺達は自然と何もしていないのに疲れていた。
今村奏叶
なんか疲れた…
霧島美咲
私も…
今村奏叶
いつまで続くんだよ…
霧島美咲
さぁ…分からないよね……
今村奏叶
ああ…
すると、杉山さんが戻ってきた。
沖田蒼真
あ、杉山さん…
杉山武雄
沖田くん達はこれを持っておいてくれ。
俺達3人に宝石が手渡される。
霧島美咲
ありがとうございます!
今村奏叶
これが天然の宝石かぁ…
沖田蒼真
えっと、弥生ちゃんは大丈夫なんだっけ?
星野弥生
はい、借りましたので。
沖田蒼真
借りた?誰に?
星野弥生
舞さんです。
沖田蒼真
それで神崎は大丈夫なのか?
星野弥生
分かりません、けど私に貸すよとだけ言われて渡されました。
沖田蒼真
そうか…
今村奏叶
てか、杉山さん。天然の宝石って今生き残ってる高校生全員に渡せたんですか?
杉山武雄
一応、用意出来る限りは全て渡しましたが、足りない分は人工のを渡しました…
今村奏叶
………。
そこからは皆が無言になった。
〜23:55〜
ずっと寝てた神崎が起き上がった
沖田蒼真
あ、起きたのか。
神崎舞
あぁ…おはよ……
沖田蒼真
おはよ、ところで神崎は天然の宝石とか持ってるのか?
神崎舞
ん?宝石?あ、命令のか。弥生ちゃんに貸したから僕は持ってないよ。
沖田蒼真
へぇ…………はぁ!?
神崎舞
おい、いきなり大声出すな…
心臓に悪いじゃん。
沖田蒼真
それってお前あと5分後死ぬじゃねーかよ!!
神崎舞
死ぬ?誰が?
沖田蒼真
神崎、お前だよ!!
神崎舞
え、僕?死なないし。
沖田蒼真
はぁ!?
ずっと騒いでいると室内にいた俺達高校生の携帯が同時に鳴り響いた。
ピロンッ♪

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