「吸血鬼だよ。」
ほそくが放った一言で、和気藹々としていたダイニングに
冷たい空気が流れる。
あ?い?う?え?お?←←
何?吸血鬼?
血吸うの?
え?((
いきなりすぎて混乱してる私。
優しい顔で問いかけてくれるなむさん。
よく分かってないけどね←
だって別に、私が特別なわけじゃないし。
ただのAB型だよ?←
またー?
もー良いってーーーー
「危険なんだ。」
よく分からない。
危険なら、私がここにいると危ないんじゃないの?
なにそれ、初めて知ったんだけど、、?
いや、、、
___
頭痛くなりそうだけどね。
「俺らと住むから。」
へぇ、、
ん?
帰ってもどうせ一人だし、つまらない。
だったら、吸血鬼でもなんでも
私を必要としてくれている人の所に居たい。
いつものつまらない日常とは一変。
漫画でさえも無いような、変な一日。
こんな毎日が続くのなら、誘拐も悪くない。
そんなことを思う一日だった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。