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第45話

STORY 45
2,304
2021/07/21 21:57 更新
玲於
玲於
あなた、なのか…?
 “ただいま“ 

そう言った少女は、間違いなくあなたで…

恐る恐るではあるがあなたの元に近づく
(なまえ)
あなた
うん、私だよ
ギュッ
ちゃんとあなただと分かった途端、俺はあなたの手を引いて自分の方に抱き寄せた

玲於
玲於
遅せぇよ、本当に…
そのままギュッと強く抱き締める
(なまえ)
あなた
ありがとう、待っててくれて…
そう言って、あなたも俺に応えるように強く抱き締めてくれた




亜嵐 said
下から玲於が俺らを呼ぶ声が聞こえて降りて行くと…
(なまえ)
あなた
みんな…!
亜嵐
亜嵐
っ……嘘だろ…
玲於の隣にあなたか立ってて、こっちを見て微笑んでる

俺の後ろにいるみんなも驚きが隠せない
(なまえ)
あなた
遅くなってごめんなさい
ニコッ
(なまえ)
あなた
ただいま(*^^*)
みんな
あなたっ…!!
途端に、みんな一斉に階段を駆け下りてあなたに抱き着く

苦しいよ…、と少し笑いながらも、あなたはしっかり抱き締め返してくれる

あなたがここに戻ってきてくれた

それが嬉しくて涙が止まらなかった




(なまえ)
あなた
ねぇ、そろそろ泣き止んで?
隼
だって〜泣
(なまえ)
あなた
もう…
いつまで経っても泣き止まない隼にあなたが困っていると
コンコンッ
裕太
裕太
…誰や?
誰かが来たみたいだ
亜嵐
亜嵐
はい……って
みんな
!?
ドアを開けた俺も含めて、全員がドアの方を見て固まった

なぜなら、そこに居たのは…
トップ
こんちには、皆さん
あなたのお父さんだったから
トップ
突然来てしまって申し訳ない
トップ
皆さんに話したい事があったんだが、また別の時にした方がよさそうだね
亜嵐
亜嵐
いえ、そんな…!
亜嵐
亜嵐
俺らは全然大丈夫ですから
そう言ってすぐ引き止めると、心配そうな顔をしたけど少し強引に家の中に招いた
(なまえ)
あなた
お父さん、体調は大丈夫なの?
トップ
あぁ、今日は大丈夫みたいだ
あなたとお父さんが隣に座り、その前に俺らが座った

2人は俺らが最初に見た時より和やかな雰囲気で話をしてる

誰がどう見ても仲の良い父親と娘だ
(なまえ)
あなた
でも、どうしてここに来たの?
トップ
皆さんとあなたに話したい事があってね
(なまえ)
あなた
私と…みんなに?
そこまで言うと、あなたのお父さんは俺らの方に向き直った

なにか大事な話に違いない

部屋の空気が一変したのがよく分かる
トップ
まず、乱桜組の事だが…
トップ
近いうちにまた私がトップとして立つつもりだ
トップ
そして、あなたには私のサポートをしてもらおうと思ってる
涼太
涼太
サポートって事は…
トップ
乱桜組に入ってもらおうと思う
亜嵐
亜嵐
っ…
じゃあ、もうあなたとはここで暮らせないって事なのか

帰ってきてくれた、また一緒に暮らせると思ってたのに…
トップ
そこでだ…



















トップ
君たちにも乱桜組に来てもらいたい
みんな
……えっ?
思ってもなかった言葉に全員が驚いた

俺らも、乱桜組に入る…?
トップ
君たちと離れてる間、あなたはどこか心に穴が空いたような寂しそうな顔をしてる事が多くてね
トップ
やっぱりあなたには君たちが必要なんだと思ったんだ
(なまえ)
あなた
お父さん…
トップ
私としても、あなたにはそばに居て欲しい
トップ
でも、君たちと一緒に居させたい
トップ
それで考えた結果、君たちを乱桜組に迎え入れようって事にしたんだ
そこまで言うと、あなたのお父さんは頭を下げる
龍友
龍友
何して…っ
トップ
私は…人間として、父親としてたくさんの間違いを犯してきた
トップ
そんな私の事を自慢の父親だと、そう言ってくれる娘のためにも、君たちの存在が必要なんだ
トップ
どうか頼む…
亜嵐
亜嵐
……顔を上げてください
恐る恐る顔を上げたあなたの父親

俺の中で答えは出てる

もちろん、みんなも同じはず




亜嵐
亜嵐
俺らでいいんですか?
トップ
!?
トップ
じゃあ…
亜嵐
亜嵐
行かせてください、乱桜組に
亜嵐
亜嵐
そして、ずっとあなたの “家族“ としてそばに居させてください
トップ
もちろんだ、本当にありがとうっ…
嬉しそうに涙を流して笑いながら俺の手を握ってきた

俺もその手をギュッと強く握り返す

あなたの方を見ると、あなたも嬉しそうに微笑んでる

あなたの方へ行ってそっと抱き寄せると
(なまえ)
あなた
ありがとう、亜嵐…
静かに涙を流しながら抱き着いてきた
亜嵐
亜嵐
俺の方こそ、戻ってきてくれてありがとな
亜嵐
亜嵐
やっぱりあなたは俺の自慢の “家族” だ
(なまえ)
あなた
うん、私も
(なまえ)
あなた
私もみんなが自慢の “家族” だよ
そう言うあなたを俺ら全員で抱き締めた




それから数年後……





























あなた said
乱桜組
あなたさん、おはようございます
(なまえ)
あなた
おはようございます
子供たち
あなたお姉ちゃんっ!!
ガバッ
ニコッ
(なまえ)
あなた
みんなも、おはよう
乱桜組
龍桜の間でトップがお待ちですよ
(なまえ)
あなた
分かりました、すぐ行きます
女の子
お姉ちゃん!
(なまえ)
あなた
どうしたの?
女の子
お父さんのお手伝いが終わったら、みんなで丘に行きたいの!
(なまえ)
あなた
うん、分かった
(なまえ)
あなた
お父さんに言ってくるから、みんなにも伝えておいてくれる?
女の子
うん!
また後でね!っと嬉しそうに駆けて行った子供たちを見送って、龍桜の間へ向かう
コンコンッ
(なまえ)
あなた
お父さん、あなたです
ガラガラッ
トップ
あぁ、おはよう
龍桜の間に居たのは、お父さんと
玲於
玲於
あなた、おはよ
みんな
おはよう!
乱桜組の一員となったみんなだった

あの後、AKIRAさんたちにもみんなを乱桜組に迎える事を伝えた

すると、自分たちも入ると言ってAKIRAさんたちも子供たちも一緒に乱桜組に迎え入れたのだ
(なまえ)
あなた
子供たちがみんなで丘に行きたいって言ってたの
(なまえ)
あなた
時間取れたりしない?
トップ
だったら、今日の午後から行こう
トップ
この後は隣町の暴力団に話を付けに行かなきゃいけないからね
(なまえ)
あなた
分かった
トップ
あなたはここに残って子供たちの面倒を見ててくれ
トップ
私はみんなと一緒に行ってくる
あれから、恐ろしい存在とされてた乱桜組は無くなって

代わりにたくさんの人を守り助ける、街の人達にとって心強い存在となった

それも全部みんなが居てくれたから

みんなが私とお父さんを変えてくれたから









(なまえ)
あなた
玲於
玲於
玲於
ん?
丘の下で元気に走り回る子供たちと亜嵐たちや慎たち

それを見守るお父さんやAKIRAさんたちを見ながら
(なまえ)
あなた
ありがとう、私と出会ってくれて
(なまえ)
あなた
私をこの場所で見つけてくれてありがとう
そう言って玲於の方を見た
玲於
玲於
俺の方こそだよ
玲於
玲於
あなたが居なかったら過去に囚われたままだった
玲於
玲於
あなたが俺を救ってくれたんだよ
そう微笑みながら優しく抱き締められた

私もそっと玲於の背中に腕を回して抱き締め返した
暗闇の中へ落ちてしまった
もう二度と光の元へは戻れないと思ってた
そんな私を、みんなは救ってくれたんだ
血の繋がりなんて関係ない
これからも、みんなは私の大好きな自慢の “家族” です




~END~




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