第42話

STORY 42
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2021/03/05 05:33 更新
玲於  said
俺の目に飛び込んできたのは、弱々しく床に倒れてるあなたとその前に立つアイツの姿

その光景を見た途端、今まで感じた事ないぐらい激しい怒りが体中から溢れ出して……
玲於
玲於
てめぇ…ふざけんじゃねぇ!!
気づいた時にはアイツに殴りかかっていた

もちろん、あっさり避けられてしまって今度は俺が殴られそうになる

でも……
バシッ
AKIRA
AKIRA
俺の家族に手出すんじゃねぇ!!
AKIRAさんが俺を庇うのと同時にアイツに殴りかかった

その拳がアイツのみぞおちに入って
トップ
っ…
アイツは少し顔を歪めながら後ずさった
トップ
全く、容赦ないな…
AKIRAさんの拳を受けてもなお、どこか余裕そうな顔をしてる

やっぱり暴力団のトップの力なのか手強い相手
AKIRA
AKIRA
俺の家族に手出したんだ、容赦するわけないだろ
トップ
それはあなたの事かな…?
TAKAHIRO
TAKAHIRO
もちろん、あなたも俺らの家族だ
TAKAHIROさんの言葉を聞いた瞬間…



















トップ
ハッ…
アイツの目が一瞬で変わった

そして……
トップ
……くだらないな
玲於
玲於
くだらない…?
 “くだらない”

アイツはそう嘲笑った
トップ
あぁ、本当にくだらない
トップ
お前らがあなたの家族?
トップ
お前らが何を言っても、あなたとお前らに血の繋がりが無いという事実は変わらない
トップ
あなたを守るって言ってたな…
トップ
 “血の繋がりのある家族“ でさえ守れないものを、血の繋がりのないヤツらが守れるわけがないんだよ
血の繋がった家族でさえ守れないもの…

俺にはこの言葉が理解出来なかった

でも……

そう話すアイツの顔は、どこか悲しげで苦しそうだった




あなた said
意識が途切れてから、どれぐらい経ったんだろう…

目が覚めると、私は龍桜の間じゃないどこか別の場所にいた

そこは辺り一面桜が咲き誇る丘の上

そして……














『あなた』
目の前には私の大好きな人の姿が
(なまえ)
あなた
お母さん、どうして…
『ここはね、私とあの人との思い出の場所なの』
あの人って…
(なまえ)
あなた
……お父さん?
そう聞くと、にこっと笑って桜の木を見上げた
『ここは元々、私のお気に入りの場所だったの』

『そして、ここであの人…桜弥さんと出会った』
桜の木を見上げたまま、お母さんは話を続ける
『あの人…桜弥さんはこの場所で言ってたの』

『 “私はこの街を助けたい“ 』

『 “この街を守れるような人間になりたい“ って』

『その言葉の通りに桜弥さんは街を支配から解放して、街の人を守ってくれた』

『あなたのお父さんはとても優しくて強い人なの』
お父さんが優しくて強い人なのは知ってる

この街を守るために乱桜組を作ったって事も

でも…

じゃあ、何で……




(なまえ)
あなた
何でお父さんは街の人を傷付けたの?
5年前…お母さんが死んだ日を境に全てが変わった

街の周辺に存在する暴力団を1つ残らず潰して、街を乱桜組の支配下にした

その原因が今でもずっと分からない
『それはね……』



















『あなたの事を守るためだよ』
(なまえ)
あなた
えっ?
思ってもなかった答えに頭が混乱した

私を守るため?

そのために街の人を傷付けたって事…?
『5年前、私が死んでお父さんが連れて帰ってきたのは覚えてるでしょ?』

『あの日、私は前に街を支配してた暴力団に殺されたの』
(なまえ)
あなた
殺されたって…
ダメだ、どんどん話が分からなくなってくる

お父さんには事故で死んだって聞かされてたのに、殺されたって…
『桜弥さんはね、私が殺されたのは自分のせいだって責め続けてるの』

『あの時自分がそばにいれば、自分がもっと強ければってね』
(なまえ)
あなた
でも、何で私を守るって事になるの…?
(なまえ)
あなた
お父さんは私の事、ただの跡継ぎとしてしか見てないのに…
(なまえ)
あなた
なのに、どうして…
『桜弥さんはあなたの事ただの跡継ぎだなんて思ってない』
『あなたはたった1人の大切な存在なの』
私がお父さんにとって大切な存在…?
『あの人はずっと怖かったの』

『あなたまで失ってしまうんじゃないかって』

『だから、あなたを跡継ぎとして乱桜組の中に縛り付けた』

『他の暴力団を潰したのも、街を支配したのも全部、あなたに危害が加わる事を避けるため』




じゃあ、今までお父さんがしてきた事は全部…
(なまえ)
あなた
私のために…
私に殺しの場所を見せたのも、お父さんが居なくなった後も1人で強く生きるためにって

あの時の言葉に嘘なんかなかったんだ

全部お父さんなりに私のためを思ってしてくれてたんだ
『でも、今のあの人のやり方は間違ってる』

『どんな理由があっても、人を傷付ける事は許されない』

『だから、あなた……』
お母さんに優しく抱き締められる
『あなたがお父さんを助けてあげて』
(なまえ)
あなた
助けるって、どうやって…
『あなたなら出来る』

『どうすればいいかは自分で見つけなさい』
そして、最後に……









『また3人で笑って過ごせる日を待ってるね……』
そう一言残してお母さんは居なくなってしまった

そして、私が居た場所も崩れ去った……





























(なまえ)
あなた
んっ……
颯太
颯太
……あなた!
(なまえ)
あなた
颯…太……?
颯太
颯太
良かった、目が覚めて…
(なまえ)
あなた
みんなは…?
バシッ     ドンッ
慧人
慧人
グッ…!
大樹
大樹
慧人っ!!
声のする方を見ると、慧人がお父さんに蹴り飛ばされて私たちのそばに倒れた
(なまえ)
あなた
慧人…!
慧人
慧人
ゲホッ…あなたっ…!
(なまえ)
あなた
こんなに傷だらけになって…
まさか、私が起きるまでずっと…

だとしたら……




ダッ…!
颯太
颯太
あなた!ダメだ!!
私は颯太の声なんか無視して走った









こんにちは、🔯Sen🔯です

いつも小説を読んでくださり、ありがとうございます!

なかなか小説を更新出来ず、申し訳ないです…

内容もぐちゃぐちゃしてしまって…

あの少しでこの小説も終わりかなと思います

なので、あと少しこの小説の事をよろしくお願いします!

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