ん?重大発表??全然聞かされてないんやけど!!
私が関係してるってことだよね?
えっなに?どーゆうこと?
混乱している私を置いて、バックに大きく映ったカウントダウンの数字、、ファンのみんなもノリノリで数えてくれている。
3、、、2、、、、1、、!
バァンっっっっ!!
大きな音がなり頭上からキラキラしたものがたくさん落ちてきている。
私がそれを目の端に捉えた瞬間、、、
、、、はっっ?!
大歓声と共にメンバーの皆がお祝いの言葉をくれる。
、、、、、
わ、私が?!?!
自分で言うのもなんやけど、あの引きこもりニートが?!?!?!
シャラッ
私の中で、自分の姿が変わっていく、、、
薄汚れた私。
何かが外れたように胸が軽くなる。
今私の中にいる私は、、、、今までと違う。
私はゆっくりと足を進める。
中央に立つ。
私は、皆は、革命を起こしてくれた。
とんでもない奇跡が、先の見えない未来から目を背けていた日々から、これは、スタート地点だ。
こんな私でも応援してくれる人がいる。仲間がいて、競い合うライバルもいる。あぁ、、今私、、、、、、、
私達は手を振りながらステージを後にした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。