あれ?ここはどこだ、、、、?
俺は辺りを見回す。見るからに病院っぽい。
なんで俺は病院で寝てるんだ?何があったのか全然思い出せない、、、。
たまたま通りかかった看護師さんが俺に笑顔で話しかけてくる。
って、え?○○○さんって誰だよ。人違いかな
あれ?
俺って誰だっけ、、、?
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どうやら、俺は記憶喪失になったみたいだ。
全く思い出せない。自分の名前も。どこに住んでるのかも。何もかも。
記憶をなくす前、俺はドラッグストアで強盗犯に殺されそうになったらしい。でも、そこで誰かに突き飛ばされ、頭を打って、、、。
打ち所が悪く、記憶がなくなったってことかぁ、、、。よかったのか悪かったのか、、、。
さっき、警察の人が事情を聞きに来たけれど、何も、答えることが出来なかった。そりゃそうでしょ。記憶がないんだから。
ガラッ
さっきの看護師さんが部屋に入ってくる。
でも、後ろに男の人がいる。誰だろ?1人じゃないな、3人?いや5人か。めっちゃいるじゃん←
恐る恐る、看護師さんの後ろにいる男の人たちのうちの1人が俺に呼びかける。
莉犬くん?それって俺のこと?
男の人たちがみんな、悲しそうな顔をする。
俺の知り合いか何かかな、、?
俺は、まじまじと5人を見る。なんだか会ったことがあるような無いような、、、
そう言って、看護師さんは病室から出ていく。
え!?ちょっと待って、俺一応この人達と会うの初めてなんですけど!!1人にしないでよ(´;ω;`)
しばらく部屋がシーンとなる。。。
うっ、、、めっちゃ気まずい、、、
男の人が優しく笑う。でも、どこか悲しげだ。
関西弁の男の人が笑顔で話す。重い空気をちょっと変えようとしてるのかな。優しい人だな...
リスナーさん、、、、、、
男の人が他の4人の方を振り返ると、コクコクと4人がうなずく。
ななもりさん、、、優しい雰囲気の人だな、、
俺が少し笑うと、みんなが一斉にこちらを振り向く。
え?俺なんか変なこと言ったっけ!?
俺のこと、そんなに見ててくれたんだ、、、
うわ、すごいこの人声ガサガサだな←
昨日お酒でもすごい飲んだのかな、、、
るぅとさんが満足げにうんうんとうなずく。めっちゃ声可愛いのに姿はすごいイケメンでビックリだなぁ
この人たちは本当に優しい。一緒にいると安心する、、、。
俺にとってすごく大事な人たちだったのかな。
早く記憶を取り戻したい。
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「消えない記憶」2話でした!
これからドンドン上げていく予定なのでよろしくお願いいたします(`・ω・´)
ちなみに、主は莉犬くんよりの箱推しでございます!なので、これから莉犬くんメインのお話が多くなるかもです、、
ぜひ次も見てくださると嬉しいです!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。