そうぼやき橋の下の柱にもたれきる男の子
そして近くには一人雨天の中走る
少女が一人
雨が降るなかいそぎすぎたのだろう
足をもつれさせ転んでしまう
足を曲げてしまった
からわにおちてゆく
ごろごろと落ちて行く
目線が回っている
茶色
ねずみ色
水色
水色
地面
坂
空
地面
坂
空
川
…
瞬時残像が出来るような早さで動き
思いっきり地面を蹴り飛ばし
少女に近くに近くだけを目的をし
着地のことを考えていないその飛びかたを
できるだけダメージがないよう
受け身をとりながかころがる
そして川ぎりぎりで起き上がる
止まったが、自身が持っていた買い物袋がお腹に命中する
……………………………
そこえ
いつの間にか来ていた医者かゆう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。