第89話

牛島若利というスター
2,070
2020/10/30 23:12


平凡な自分の輝ける場所はここしかないと








必死で積み重ねて来たものが勉強だった。












だから普通の私が自由に輝くことの出来る唯一の
努力の報い場所を失ってしまったとき、、










苦しくて苦しくて、、






















でもまぁ……











これでいいのかも。



















自分は平凡なのだと。











何か秀でるものがあるわけでもないのだと。











でもそれはそれで私の運命個性で。











生まれたときからそれが決まっていた。


















それがどうした。

















だってこうして









励ましてくれる人が居るじゃないか。















どんな成績でも









近くに居てくれる人が居るじゃないか。




















必死に欲しいと願った友達。











嫌われないようにといつも気を張って、、









やっとの思いで出来た友達。



















、、まぁこれも1つの報いなのかな。





















~あなたside~




キュッキュッキュッ



ダンッ



「ナイスキー!」




キュッキュッキュッ



ドンッ




パァァァァン





「ナイスレシィィィブ!」







いつも通りの風景。








いつも通りの練習。









何故こんなにも心地いいのだろうか。












澤村「もう時間だから終われー!!」







みんな「おーすっ!」








みんな「お疲れしたー!」










【片付け中】






東峰「うぉ!」



西谷「ホントだスゲー!写真でけー!」






ん?どうしたんだろ、、








日向「なんスか!?どうしたんスか!?」







あなた「……月バリ、、?」ヒョコッ








田中「!!//
(あなたちゃん距離近いぃぃぃッッ//)」








なんか田中先輩に話しかけただけでこうなる場合
どうすればよろしいのだろうか。←











日向「……月バリ、、?」







田中「ホレ」









日向「“高校注目選手ピックアップ”……?」








あ!白鳥沢の牛島若利さん!!




有名だよね、私でも知ってるよ。





まぁ元々バレーやってたわけだし。








田中「今年の注目選手の中でも“特に注目!”
ってなってる全国の中に白鳥沢の“ウシワカ”が
入ってんだよ。」








日向「白鳥沢って影山が落ちた学校トコ!!」








影山「うるせぇ!!!」








月島「ンフフフフッ」




影山「何笑ってんだよ」







あーまた始まったぁ~(((棒












日向「……で…“ウシワカ”…って?」









まさかのッッ!!知らないだとッ……!?!?



え、バレーやっている人の常識だよね!?









田中「なんだ知らねーのか」








あなた「あのウシワカを知らないなんて……!」








日向「えッ!?そんな有名なの!?!?」








あなた「そりゃまぁ
全国の高校生のトップ3に入ってるわけだしねぇ」









月島「日向ってホント何も知らないよね~笑」







蛍、、飛雄との言い争いはどうした?←







日向「なッ……!!そんなの俺の勝手だろ!!」








あなた「まぁ戦う前には知っておいた方がいいだろうけどね」








日向「うーん、、そっか!
ならこれから強い人調べてく!」








……素直、、








あなた「フフッ 身近に憧れみたいな人でも出来たら
もっと楽しくなるだろうなぁww」








菅原「日向は“小さな巨人”ばっかだもんな」












田中「ウシワカっつーのは県内では
間違いなく今No.1エースの牛島若利だ。」








澤村「ヒョコッ うーん、
これぞまさに“エース!”って感じだよなァ」









澤村「…………」フイッ









東峰「オイなんでこっち見てる!」Σ(・д・∥)








菅原「影山
こんな奴居るトコに行こうとしてたんだなァ」









田中「そんでアレだろ 超高校級エースに向かって
“もっと速く動けへたくそ!!!”
とか言っちゃうんだろ???」









影山「言いませんよ!」









言いそうで言わなさそうだよね(((理解不能







東峰「。。(〃_ _)σ∥」ズーン




西谷(((励まし中






アハ🙃←










日向「……これを倒さないと音駒とは戦えない……」








コーチ「コラコラ白鳥沢だけが強敵じゃねーぞ」








!!









菅原「他は……去年のベスト4とかスか?」








コーチ「4強も勿論だが……
今年は他にも強敵がいる。そうだな……まずは…」








コーチ「守りと連携に優れた『和久谷南』
高さはそれ程でも無いがレベルの高いレシーブで
とにかく拾って繋ぐ」









コーチ「去年から主力だった中島猛が3年になって
チームの完成度が一段と増している。」









コーチ「あとは、、今言った『和久谷南』とは
別のタイプで守りの高いチーム……」










コーチ「“鉄壁”の1言に尽きる『伊達工業』」








東峰「……!!」








コーチ「どこよりも高いブロックを誇るチームだ」








コーチ「伊達工には確か今年3月の県民大で
2-0で負けてるな」









あなた&影山&日向「……!!」








これがもしや旭さんが部を離れた原因の、、?








コーチ「伊達工は本来ならベスト4レベルのチーム
だが去年は3回戦で優勝校の白鳥沢と当たって
ベスト16で終わっている。」









コーチ「だから今年はシードじゃない。」









コーチ「つまり、、組み合わせによっては1回戦で当たることも無きにしもあらずだ。」









コーチ「この伊達工の入る区画ブロックは強豪が
2校入ることになる。間違いなくそこは激戦区だな」









「…………」









コーチ「そんで次__
あぁ、、こことは1回やってるか。

……セッターでありながらも攻撃力でもチーム1
勿論セッターとしても優秀。恐らく総合力では
県内トップ選手の、、及川徹率いる青葉城西。」









あらやだお兄ちゃんったら大物らしく
言われちゃってぇ(((いやどうした?←










…………(((









「…………」←









コーチ「ここは去年のベスト4だな」









田中「チッ」









田中先輩共感の嵐です!(((









コーチ「あとは言わずもがな、、
超高校級エース牛島若利ようする王者白鳥沢」








コーチ「__こんな感じか
詳しいことはまたその内な。」









澤村&菅原「(烏養さん、ズボラっぽいのに……)
(((ホワワーン。○」








あ、それ分かります(((いや何で←








コーチ「お前ら今何か失礼な事考えてねぇか?」








え、バレた←←








あなた&澤村&菅原「((\(-ω-。)))」








だって本当のことだもん……(((反抗期









東峰「そう言えば俺と西谷が戻る前に
青葉城西には勝ってるんだよな?」









菅原「あの時は肝心の
“及川徹”がほぼ居ない状態だったんだよ。」








澤村「そんでそいつ及川が入った途端に一気に
詰め寄られた。」









東峰&西谷「…………」









うん、さっきからお兄ちゃんの名前がめっちゃ
飛び交ってるのすごい戸惑うんだよね!?←









菅原「まぁあなたの兄ちゃんだしな!
スゴいに決まってるだろ?」








え、いやそれどういう意味ですかね……?(((
















コーチ「と、まぁこの辺が“俺的今年の4強”だ」








コーチ「と言ってみたものの
“上”ばかり見てると足掬われることになる」









田中「……」









コーチ「大会に出て来る以上
負けに来るチームなんかいねぇ
全員、勝ちに来るんだ。」









コーチ「それを忘れんなよ」








みんな「オス!!」








コーチ「__そんでそいつらの誰にももう
“飛べない烏”なんて呼ばせんな」








みんな「あス!!」











🚪ドンッ ガラガラガラ ドンッ🚪







武ちゃん「皆まだ居るー!?」ハァハァ








武田「遅くなってゴメン!
会議が長引いちゃって、、それで

出ました!!IH予選の組み合わせ!!!」









みんな「!!!」








西谷「……1回戦勝てば、、2回戦、
伊達工も勝ち上がって来れば当たりますね」









月島「ソレだけじゃないですよね。」








月島「うちの区画ブロックのシードに居るの、
青葉城西ですよ」








田中「ゲッ マジかー……」










お兄ちゃんたちと戦うのか。。











はじめも英も勇太郎も、、まっつんもまっきーも……











何でだろう、烏野に勝ってほしいのに……











お兄ちゃんなんてどうでもいいはずなのに、、











何、、これ……
















ッ……嫌、、だなぁ。。












日向&影山「(青城に伊達工!!)」ザワッ










コーチ「おい さっき言ったこと忘れて無ぇよな」












澤村「__分かってます。
目の前の1戦 絶対に獲ります」
















【帰る前】






なんと言うか今日は疲れたなぁ。。










主にテストだろうけど、、









それに“牛島さん”の話題で

結構はしゃいじゃったし。









月島「ほら、何してんの。帰るよ」








あなた「あーごめん!今日はパス!
お兄ちゃん迎えに来てくれるから!」









、、なんて、嘘だけどね。










月島「そう、、」








山口「そっか……!じゃあね!また明日帰ろう!」








あなた「…!うん!!明日帰ろっ!お疲れ~」







月島&山口「お疲れ~~」








菅原「お、何だ?今日は月島達一緒じゃないのか?」








あなた「はい!お兄ちゃん迎えに来てくれるので!」








菅原「そっか、気をつけて帰れよ~~」









あなた「はい!お疲れ様です!」








菅原「うん、お疲れ~~」









、、相変わらず爽やかな笑顔ですね……(((嫌味かよ
















……1人。








お兄ちゃんが迎えに来てくれるなんて嘘だし


特に何か用事があるわけでもない。











、、まぁなんてゆうか。


今日は本当に1人になりたい気分、て感じかな……










あなた「お疲れ様です。さようなら。」









🚪ガラガラガラ🚪









そう誰も居ないひっそりとした体育館に挨拶をし、


静かに外へ出る。









外には台風続きの今では珍しい

満天の星空が広がっていた。











その晴れやかに煌めくきらめく素敵な星空が












“今は忘れてよ”








そう語りかけながら私の疲れをスーと

キラキラ弾けさせてくれたような気がした。









何だか気が滅入ってしまったんだと思う。









温かいものが食べたいなぁ








、、どっか寄って帰ろう……!









なんて思って、私は色んな美味しそうなものを
頭いっぱいに思い浮かべた。










ほかほかの餡まんに熱々のたこ焼き、

温かいたい焼きにホクホクの焼き芋……











今日の夜ご飯は少なめにすればいいよね?













そんなことを考えていると

何故か心までホカホカになっていた。
















たくさんの星で照らされた夜道を1人、








そんなことを考えながら家へと向かった。



























❥❥+:;;;:+❥❥❥+:;;;:+❥❥❥+:;;;:+❥❥❥+:;;;:+❥❥❥+:;;;:+❥❥



投稿遅れて大変申し訳ございませんm(__)m





文化祭の舞台撮影がありました。


それで先週から朝練昼練夕練……

と毎日スパルタでして、、(追い込み的な?)





この物語の主人公と同様に主も体が弱くてですね、、

少し前の部活中に過呼吸を起こしました。






それからもいつも通り練習に参加して

ついこの間無事撮影が終わったのですが

ちょっと疲れてしまって小説まで手の回らない状況でした。






主は元々喘息持ちだし過去のトラウマとかで

しばしば過呼吸になることもあります。





他も色々病気持ちなのでこれからもこういうことで

投稿遅れたりするかもしれませんが、

絶対遅れてでも投稿するので待っていてください!








長話お付き合いいただきありがとうござます。







ではでは!!





見てくれてありがとうございます♪



次回も見ていただけると嬉しいです(o・・o)/~バイバーイ




♥️や☆、💬待ってます♪



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