第4話

わたしとオタク
あなた

わぉ…アキバ…。

髙橋海人
髙橋海人
そう、アキバ!オタクの聖地!
あなた

わたしまだオタクってわけじゃ…。アニメとマンガは好きだけどさ…。

髙橋海人
髙橋海人
じゃあ何、この待ち受けは!?
海人はあなたが手に持っていたスマホを奪い取り、黄門さまの印籠のように突き出す。画面には髪の青い少年が映っている。アニメーションヒーローのお気に入りのリリヤさまだ。
髙橋海人
髙橋海人
オタクの道も待ち受けからってね!
あなた

え~そうかなぁ~?たまたまサイトで見つけたから。

髙橋海人
髙橋海人
見つけたから嬉しかったんでしょ!リリヤかわいいなとか、カッコイイなとか思ったんでしょ?あなたの趣味はわかる。ヒーロー好きだもんね。主人公、美少年、ヒーロー。三種の神器は揃ってる。ハイ、あなたもオタク仲間。
あなた

やだよー。わたしオタクはやだってば。

髙橋海人
髙橋海人
まあまあ。とりま今日は俺に付き合う気で遊ぼう!
あなた

海人、しょっちゅう来るの?

髙橋海人
髙橋海人
まあね。画材とかも買いたいし。
あなた

まだマンガ、描いてるんだね。

髙橋海人
髙橋海人
あなたは描かないの?
あなた

えっ、何?

髙橋海人
髙橋海人
絵だよ絵。中学でも高校でも描いてたじゃん。俺、あなたは絶対美術系行くと思ってた。
あなた

そんなの無理だよ。海人は神がかってたけど。

髙橋海人
髙橋海人
その神が唯一認めてたのがあなたなんだけどね。
あなた

って言われても…。

髙橋海人
髙橋海人
逃げてたんだよね。
あなた

えっ!?

髙橋海人
髙橋海人
あなたはオタク嫌いだもんね。
あなた

嫌いってゆーか…。

髙橋海人
髙橋海人
まあ時効ってことで。ね?とりま今日はイベントを楽しまなきゃ!ほら、行くよ!
あなた

えっ、ちょっ、海人!?