第5話

イベント
髙橋海人
髙橋海人
ここ!今日は同人誌の即売会なんだ!
あなた

…?

髙橋海人
髙橋海人
ほら、行こう!ボケるかもって言ってるあなたのボケ防止に!
あなた

なんでボケ防止に、イベント!?

髙橋海人
髙橋海人
刺激だよ、刺激!
あなたは海人と数時間、イベントに参加した。あなたにとってたくさんの刺激があった。
髙橋海人
髙橋海人
あなた、どうした?あっ、疲れちゃった?
あなた

刺激…強かった。脈拍も血圧も上がってるよ。

髙橋海人
髙橋海人
えっ、ヤバくない!?帰ろ帰ろ!ダメダメ、健康第一!
あなた

もっといたい…。

髙橋海人
髙橋海人
ダメだって!とりあえず、水分とりな。
あなた

あ、はーい。あ、ついでに薬飲んじゃお。

髙橋海人
髙橋海人
え?待った!何か食べないと。ポテト買ってくるから!
あなた

あ、うん。お願いします。あ、でもダメ。あんまり塩分強いもの、食べちゃダメって…。

髙橋海人
髙橋海人
えっと、じゃあサラダかなんか見てくるよ。
それからあなたは、海人が買ってきてくれたサラダを少し食べてからピルケースを出す。赤白黄色の錠剤が次々と手の平に盛り上がり、その数は10錠ほどに達した。
最初は肺の血管を広げる薬だけだったのに、胃が荒れるので胃薬が処方された。そのうちに貧血になりやすくなったので鉄剤とビタミン剤が加わり、心臓に負担もかかってきたのでそれを和らげる薬が加わった。
本当に体はドミノが倒れていくようにあらゆる場所が悪くなっていく。
髙橋海人
髙橋海人
薬…また増えたね。
思わぬ言葉を海人が呟くから、あなたは驚いて海人を見つめる。
髙橋海人
髙橋海人
疲れたらちゃんと言ってね。これで具合悪くなったら本末転倒だからさ。俺、自分が夢中になるとついあなたのこと引っ張りまわしちゃうから、あなたから言ってほしい。あなたは自分のことあんまり話さないし、盛り上がってたらそれを邪魔しないようにしようってタイプだけど、俺には言ってくれていいから。押し付けがましいかもしれないけど…。
あなた

…うん。ありがと。

あなたは海人の言葉を素直に受け入れた。それを見た海人は照れくさそうにはにかんで笑った。