矢）軽音部なんだ！

貴）そうなんですよ〜笑

矢）なんのパートやってるの？

貴）ボーカルやってます！

矢）え！すごい！

貴）そんな事ないですよ(照)

矢）そんなことなくないよ！
いいなぁ聞いてみたい！笑

貴）たまに校外でもやってますよ笑

矢）まじで？じゃあ今度行きたいなぁ

貴）私のお客さんってことで
来ますか？笑

矢）いいの？

貴）はい！ちょうど今度ライブ
やるのでお客さん探してたんです笑

矢）いつやるの？

貴）えと、バレンタインの次の日です

矢）じゃあ空けとく！
あ、連絡先交換しない？

貴）いいですよ！

私達はLINEを交換して
そこで解散した

矢）学校頑張ってね！

貴）ありがとうございます！

・・・・・・・・・・・・
《矢野side》

たまたま用があって
メンバーと実家に帰っていた

矢）次の動画撮るのいつだっけ

田）30分後くらい？

矢）じゃあちょっとコンビニ
行ってくるわ

松）お菓子買ってきてよ

矢）え〜いいけど笑

田）早めに帰ってこいよ〜

矢）わかってる！
いってきま〜す

何買おうかな〜なんて考え事を
しながら玄関を出た時…

ﾄﾞﾝｯ

??）ｷｬｯ､

矢）わっ、

誰かとぶつかってしまったらしい
どうやら、うちの近くにある
高校の生徒みたいだった

片したくらいの黒髪で
目がくりくりしてて唇が赤くポテッと
していてなんだか目を奪われてしまった

その子と話していると
手元にあるケータイに目が止まった

矢）(あれ、この前の
クリスマスライブのストラップじゃん)

てことは、この子ノンラビのファン？

話を聞いてみるとほんとに
ファンの子だったみたいで
まだ俺が矢野晴人だって気付いてない
みたいだった

その時の俺は何故か
咄嗟に嘘をついていた