第2話

君のため JH
1,681
2020/07/24 02:00



「オッパー?ハニオッパー?」

「……」

「何か怒ってる…?」

「べつに」





絶対嘘じゃん!じゃぁこのほっぺたはなんなの!

空気で膨くらんでいる頬をつつくと

ぷすーっと空気が抜ける





「・・・のが悪い」

「え?」

「あなたが綺麗なのが悪い」





と言ってまたそっぽ向くオッパ

女の私より可愛い

なんて場違いな事を考える





「そんなことないよ?」

「そんなことある、だって」





何か言いかけるオッパの頬を両手で包む




「オッパに問題ね?あなたは誰のために綺麗になろうとしてるでしょーか!」






光にあたってキラキラと輝く瞳を見つめて言う

オッパに想いが伝わるように、ニッコリ笑う





「…おれ」

「せいかーい!オッパ以外に綺麗になる理由なんてないよ」

「反則」





と言いながら

ニヤリと笑った




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