アリシャのキスを忘れる為に水でゆすいだが舌の感覚が覚えいた。
『まもなく、3試合目が始まります。選手は、準備して下さい。』
ユッピーは、ライドウォッチをしまい入口に向かった。門が開き目の前にケットシー領ロリコン代表のシリカがいた。
「さっきのキス見てましたよ。アリシャさんとできてるんですか?」
「アリシャさんがいきなりしてきました。ただ感覚が残ってるかな。」
「アリシャさんの気持ちに答えて下さいよ。」
「アリシャさんの気持ち?」
そんな話をしてると、空中に
[BattleSTART]
と表示された。ユッピーは、ジオウに変身して、シリカに攻撃をした。すると、何処からか来た青くて小さいドラゴンが攻撃をしてきた。シリカは、テイマーでドラゴンのピナを従えていた。ユッピーは、ピナの攻撃を避けながら間合いを詰めようとしたがピナが攻撃して、詰めれなかった。ユッピーは、緑と黄色のライドウォッチを取り出した。
「動物を使うならこっちは、動物の力を使うか。」
そう言ったユッピーは、ライドウォッチを起動させた。
〘オーズ〙
ジクウドライバーの左に装着してベルトを回転させた。
〘ライダータイム仮面ライダージオウアーマータイムタカ・トラ・バッタ!オーズ!〙
胸に上からタカ・トラ・バッタのアーマーを装着して、右手にクローを装着し右目にオー左目にーズとピンク色の文字がうつされていた。ユッピーは、バッタの能力でシリカとの間合いを縮めクローでピナを戦闘不能にしてシリカをひるませ、距離を取り
〘フィニッシュタイムオーズ〙
ベルトを回転させた。
〘スキャニングタイムブレーク〙
シリカの目の前にタカ、トラ、バッタのオーメダル状のエネルギーが出現しユッピーは、そこにキックをした。シリカにキックが当たりダメージゲージが無くなり空中に
[YUPPI WIN]
と表示された。シリカファンのプレイヤー達から大ブーイングを受けたが無視して控え室に戻った。
「恋かぁ、なんか懐かしい感じがするんだよなぁ。」
すると、頭の中に顔に黒いモヤが掛かった少女が顔を赤くして花を渡して来た記憶が流れてきた。ユッピーは、その瞬間頭を押さえイスに座った。
「何なんださっきのは、俺の記憶か?」
ユッピーは、頭を抑えながら準々決勝の準備を始めた。
To Be Continued
次回 第12話 2013 準々決勝オンステージ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。