第21話

第18話 因縁の関係
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2020/04/27 11:36
「あいつと初めて会ったのが2年前だった。」
~2年前~
不死身ヶ丘工業高校いつにまして騒がしかった。
「兄貴、今日新しい先公が来るみたいです。」
「よし!お前ら新しい先公におもてなししろ!」
「「「「「うっす!」」」」」
すると、廊下から足音が近ずいてきた。
「お前ら定位置につけ。」
そして、扉が開いた。
「失礼しまーすってやぱっりこの高校は、不良が多いなぁ。」
席には、優飛しかおらず出席をしようとした瞬間、
「ようこそ!不死身ヶ丘の新しい先公!」
柄の悪い生徒達が窓から飛び入りクラッカーを鳴らした。
「おぉぉぉ!びっくりしたァ! 」
「先公の名前は、何て言うんだ?」
「僕の名前は、葛場巧(かつらばたくみ)だ。」
葛場は、笑顔で自己紹介を終えた。月日は、流れ葛場との関係が良くなっていた。
「何だこれ?」
放課後優飛は、見回りをしてると木の根っこにレバーらしき物が埋めてあった。優飛は、それを抜くとそれは、ビルドドライバーだった。
「優飛君どうしたんだい?こんな時間まで何してる?」
「葛場先生こそこんな時間まで何してるんですか?先生達は、もう帰ってる時間ですよ。」
「優飛君、君が今持ってる物をこっちに渡しなさい。」
「嫌です。これは、何なんですか?葛場先生!」
葛場は、説得をやめた。
「優飛君ちょっと私の後をついて来てくれないか。」
「わかりました。」
優飛は、葛場の後をついて行くとそこは、使われていない1階の教室だった。葛場は、机をどかすと床に、扉がついていた。それを開けたら下に続く階段ががあった。階段を降りていくとそこには、巨大な機械が並んでいた。中央には、パンドラボックスが設置されていた。
「何なんですか?この施設。」
「これは、私が宇宙飛行士の時火星で見つけたこのパンドラボックスを研究すら場所だ。君に見つかってしまったからには、もうここを辞めるしかない。」
「葛場先生この事は、黙っておきます。かわりに俺もこのパンドラボックスの研究に加わっていいですか?」
「本当かい?なら参加してくれ!」
優飛は、葛場が研究しているパンドラボックスの研究員になった。優飛と葛場は、パンドラボックスのエネルギーを利用した、ベルトを開発をしてきた。
「葛場先生、ひとつ聞きたい事があるんですが。」
「なんだい?優飛君」
「何で国の研究施設でやんないんですか?」
「君もわかってるがこのパンドラボックスのエネルギーは、人々の生活を豊かにする事が可能だ。それなら更に兵器に使う事も可能になる訳だ。ライダーシステムは、軍事兵器にしたくなかったんだ。だから、ここでパンドラボックスの研究をしてるんだ。」
「そうなんですか。俺は、てっきり何か地球外生命体がこのパンドラボックスを狙って攻撃してくるんじゃないかと思いました。」
「…………面白い発想だね。」
そして、遂にパンドラボックスの研究が完了した。
「葛場先生!遂にパンドラボックスの研究が終わりました!」
「あぁ長かったなぁ。優飛君、君のお陰でこのパンドラボックスの力を知る事ができたよ。そのお礼として君に少し話をしよう。」
「何ですか、話って?」
「何故私がここでパンドラボックスの研究をしてるか、前に説明しただろ?」
「そう言えば、説明してましたね。それがどうしたんですか?」
「あの説明は、全部嘘だ。」
「はっ?冗談は、よして下さいよ。葛場先生。」
「冗談じゃないぜ。」
葛場は、パンドラボックスを手に取った。優飛は、何かを悟りツインブレイカーを構えた。
「おい、今すぐパンドラボックスを置いて手を後ろに組め!」
「やっぱり、俺の正体をいつから知ってたんだ?」
「研究の手伝いをしていけば分かりますよ。薄々気づいていましたけど。それよりもお前何者だ?」
「俺は、エボルトと地球外生命体だ。お前の最後の自己紹介してやったぞ。」
「何が目的だ?」
「地球を消滅させることだ。」
「俺がその目的を止める!」
優飛は、ビルドドライバーを腰に装着した。
「無駄だ。俺は、このパンドラボックスを知り尽くしているだから、パンドラボックスの力を利用したベルトを開発ができるんだ。」
エボルトは、ベルトを取り出し腰に装着した。
「何だそのベルト?」
「エボルドライバーだ。パンドラボックスの力を利用した。」
〘ラビット・タンクベストマッチ!〙
〘コブラ・ライダーシステムエボリューション!〙
2人は、ベルトのレバーを回し始めた。
「「変身!!!」」
〘鋼のムームサルト!ラビットタンク!イェーイ!〙
〘コブラ!コブラ!エボルコブラ!フッハッハッハッハッハッハ!〙
ビルドは、エボルに攻撃を仕掛けた。しかし、エボルに腕を捕まれそのまま机に叩き付けられた。そして、エボルドライバーのレバーを回し始めたのと同時にビルドもレバーを回した。
〘〘LadyGo!〙〙
〘ボルテックフィニッシュ!〙
〘エボルテックフィニッシュ!チャオ!〙
エボルとビルドのパンチがぶつかった瞬間、パンドラボックスが突然光り出した。
「何だ!?」
「やべぇ!早く逃げるしか」
エボルが逃げようすると、ビルドがエボルを捕まえた。
「逃がすかよ!」
「離せ!」
パンドラボックスの光が段々強くなっていき空間が歪み始めた。そして、辺りが一瞬で光に包まれた。目を覚ますと変身が解除された状態で優飛は、辺りを見回した。
「何処じゃあここぉぉぉぉ!」
優飛は、山の中で叫んだ。
To Be Continued
次回 第19話 別世界でRe:スタート

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