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第8話

夢みたいなお仕置きのはじまり


目が覚めるとまだ私は車の中にいた。

心美
心美
あれ……ここは?

車内には遊佐くんもマネージャーさんも見当たらず
どうやらどこかの地下駐車場みたい。

隣の座席には遊佐くんのパンツだけが置いてあった。


心美
心美
ゆ、遊佐くんのパンツ……!
心美
心美
(ちょっとだけ、ちょっと触るだけ…)


そっと手を伸ばそうとしたその時
コンと窓を叩かれてビクリと肩が跳ねる。
マネージャー
君、ちょっといい?
心美
心美
わぁああ!!!
すみません、触ってません!
マネージャー
あー、別にパンツなんて
どうでもいいから!
それより緊急事態なんだ

マネージャーさんはいかにも仕事ができそうな男性。

無言で連れられて来たのは小さなひかえ室だった。
マネージャー
僕らが遅れたせいで
お相手のモデルさんが怒って
帰っちゃってね…
君のせいだから責任とって
心美
心美
え? 責任?!

トゲトゲしい口調とともに渡されたのは紙袋。
マネージャー
その中に衣装入ってるから
さっさと着替えて
まぁ、顔は映らないからいいよね
心美
心美
え…もしかして撮影ですか?!

バッと紙袋の中を見ると、真っ白なランジェリーセットが入っていた。

キャミソールは透け感のあるセクシーな仕上がり……でもブラは私の胸にはまるで合ってないサイズ。
心美
心美
(Dカップ用……こんなの無理!!だって私、貧乳だし貧乳だし貧乳だし!)
マネージャー
早く!
心美
心美
ひ?!
はい、今すぐ着替えます!


断ることすらできないまま、私は仕切られたカーテンの奥でランジェリーに着替えた。

キャミソールを着ても透けているから無意味だ。

明らかにオーバーサイズな胸元の生地を抑えながら意を決して控室を出た。




案内されたのはスタジオ内のセットだった。

ゴージャスな天蓋付きベッドに、その周りを囲むカメラ機材と忙しそうに動き回るスタッフたち。

恥ずかしくなった私は思わず天蓋の中へと隠れた。
スタッフ
ritoリトさん入りまーす!

スタッフさんの掛け声とともに、遊佐くんの姿が天蓋の隙間から見えた。

それはいつもの遊佐くんではなく
人気セクシーモデルritoリトそのものだった。
心美
心美
ぅわぁ…

思わず声が漏れるほどの色気。

モデルオーラを纏った彼は
普段の何倍ものフェロモンが滲み出ている。

バスローブを羽織っているけど、隙間から見える下着姿の素肌がキラキラと光って見えた。
遊佐
遊佐
お願いします

そう言って天蓋の中に入ってきた彼は
私を見て固まった。
遊佐
遊佐
え……心美?!
お前何してんだよ
心美
心美
あの、これはマネージャーさんがっ
遊佐
遊佐
はあ?
マネージャー?!

さっきまでと打って変わって取り乱した遊佐くんは
マネージャーを睨む。

マネージャーさんは呑気にセット外から
ひらひらと手を振った。
遊佐
遊佐
まじかよ……くそっ

明らかに不機嫌そうな彼を見てはっとする。

心美
心美
その、モデルさんが帰っちゃった
みたいで……仕方なくて
心美
心美
ごめんね…私の身体貧相だし
役に立たないかもしれないけど
邪魔するつもりはないし……
遊佐
遊佐
黙って

ぐっと腕を引かれ
一瞬の間に私はベッドへと押し倒された。

ふわりとシーツを被った遊佐くんが、私を隠すように抱きしめる。
遊佐
遊佐
何勘違いしてんだよ
…お前のこんな姿
誰にも見せたくねぇから怒ってんの
心美
心美
へ?!

ドクリと心臓が音をたてた。

目の前には彼の鎖骨、そして両手に囚われた私はもう彼のフェロモンに包まれて死にそうだ。

スケベアーたちはというと
輪になって腰を振りながら踊り狂っている。
遊佐
遊佐
そのかわいい身体見られたくなかったら
撮影終わるまで俺の言うとおりにしろ
心美
心美
(か、かわいい…?!)

耳元で小さく囁かれた声に身体が震えた。

ツンと鼻奥がうずいて鼻血が今にも吹き出しそう。
心美
心美
でも、監督さんがいるんじゃ
遊佐
遊佐
しー。
お前は俺の声だけ聞いてればいいんだよ
そうすれば撮影なんてすぐ終わるから

そう言って少し何かを考えてからニコリと笑った彼。

その笑顔は見覚えのあるドSな笑顔でーー
遊佐
遊佐
そういえば
まだお仕置き終わってなかったな
ここで続きするけどいいよな?
心美
心美
え?!
遊佐
遊佐
撮影中は鼻血我慢しろよ?
心美
心美
な、何するつもりなの?! 
鼻血なんて我慢できなーー

すると突然彼はバスローブを脱いだ。

きめ細かい肌と、程よく鍛えられて引き締まった身体に目が釘付けになる。


鼻血を我慢なんて……無理だ!

遊佐
遊佐
なぁ、俺とお前
今お揃いの下着だって気づいてる?
心美
心美
な!!
突然抱き起こされて声が出た。

そして気付く。

彼のセクシーなボクサーパンツは
私の着ているものと同じデザインの生地だった。
遊佐
遊佐
これから撮影するのは
新ブランドのCMだってさ
テーマは「初夢、彼と初めての朝」
心美
心美
は、初めての朝?!
遊佐
遊佐
ぷっ、お前なに想像してんだよ
遊佐
遊佐
変態
心美
心美
うっ…
この悪戯な笑顔からは逃げられないみたい。




スタッフ
撮影はじめまーーす!

スタッフさんの声はお仕置き開始の合図だった。