第47話

重岡side
972
2018/07/30 04:32
ー「ルームシェア!?」


5人が声をそろえた。

あまりの声の大きさに他のジュニアの子たちが一斉に僕らを見る。


桐山
あ、ごめん、気にせんと続けて続けて?
照史君が笑う。


淳太君が7人一緒な家に住みたいって話したら、みんなが笑顔だった。


濱田
やりたい!俺賛成!
桐山
俺も賛成!1人暮らし寂しいねん!

二人はそう言って嬉しそうやったけど、神ちゃん、流星、望はしたいようやけど「でも・・」と口をそろえた。
小瀧
・・・親が許してくれるかどうか・・
望が言うと流星も神ちゃんも頷いた。

中間
そうやねん。3人、特に望はまだ未成年やからちゃんと親の承諾が得られたらの話や。
淳太君が真剣な顔になる。
中間
それから、覚えててほしいことがある。

7人で住むようになったらしげと望の体調管理は俺らがせなあかん。
ご飯やってしげの食べれるものを作れるようでないとあかんし、体調崩した時とか、しげと望が入院した場合のことも考えなあかん。

それが俺らでできるんやったらの話やねん。
そう言う淳太君に、賛成してた濱ちゃんも照史君も「そっか・・・」と自信なさそうに俯いた。
中間
ただ、これは俺がやりたいって言いだしたんじゃなくて、しげが言いだしたことやねん。
みんなが「え?」と僕を見る。

重岡
・・・僕も自分で体調管理はするし、みんなに世話かけんようにする。

・・俺、7人でな、ずっと一緒におりたいねん。

僕が言うと、みんなが微笑んだ。



小瀧
俺、帰ったら親に言ってみる!
望がそう言って手を上げた。

「しげの夢なら」そう付け足して。


それに続くように流星も神ちゃんも同じように頷いた。



その後はみんなでこんな家に住みたいって盛り上がった。


濱ちゃんは紙持ってきて間取りまで書いてる。


小瀧
俺5階建てがええ!
中間
どんだけでかい家やねん!
流星
俺めっちゃでかいプール欲しいわ
中間
いらんし!ていうか無理やし!
神山
露店風呂欲しいわ~、温泉行かんでええもん
各々がそんなこと言ってたら、

「お前ら現実知らなさすぎ!」って1人暮らししてる濱ちゃんと照史君につっこまれてた。

そう言う二人も「全部屋床暖房」とか結構ありえへんこと言ってるけどな。



でも、みんな楽しそう。


そんなみんな見てたら本当にワクワクした。

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