第56話

重岡side
988
2018/08/21 14:02
午後からはユニットごとでレッスンだった。


先生
じゃあ7WEST前出て-!
レッスンしてたらそう呼ばれて集まる。

先生
じゃあ今日は最後やし、集大成見せてもらおうかな!
振り付けの先生がそう言ってニッと笑った。


4人で顔を見合わせて「集大成ってなに?」って笑いながらも、



あぁ、そっか、



7WEST、



最後なんや



って。





曲は自由に決めていいって言われて、4人すぐに一致した1曲。

有り難いことに、僕らは7WESTでいろいろなオリジナル曲を歌わせてもらった。


それでも、やっぱり1番最初に歌った曲は、


特別やんな。





気付いたら他のみんなが僕らの周りに座っててなんか変な緊張感が4人に漂う。


振り返ると、淳太君、濱ちゃん、照史君は、笑顔で「頑張れよ」って拳握った。




あの日から何も変わってない。


7WESTが決まった日、自分のことのように喜んでくれた3人。




やっぱり3人はずっと僕らのお兄ちゃんで、


やっぱり僕らのかっこいい先輩だった。

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