第44話

重岡side
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2018/07/28 16:07
レッスンの帰り道、話がしたいって淳太君に言ったら、「じゃあ一緒に帰るか?」って言ってくれた。


重岡
ええの・・?めっちゃ遠回りやけど
家の近くの駅まで一緒に行くって言う淳太君に聞く。
中間
ええねん、ええねん。どうせ昼から暇やし


ほんまに時間かかる帰り道やからちょっと気が引けたけど、僕より先に改札通り過ぎて慌てて僕もついて行った。


でも、長い帰り道を、今日は淳太君が一緒。

なんだか、うれしい。




中間
で?話って?
駅のホームで電車を待ってる間、淳太君が僕の隣に来た。

重岡
・・うん、・・あんな?・・・7人で、一緒な家住みたいなって・・・
淳太君は「え!?」ってめっちゃ大きい声出して驚いてる。
重岡
おとんとおかんから離れて世話かけんと1人でやっていきたいってのもあるけど、それより、・・・7人、ずっと一緒におりたい。

そう言うと、淳太君はびっくりしながらも嬉しそうだった。

中間
それええなぁ、ルームシェアってやつやろ?うわー、やりたいな!
乗り気な淳太君は「みんなに近いうちに話そうや」って笑った。


中間
大きいことやからお金もいるし、他のみんなの親の承諾もいるし、特にのんちゃん。
早目に話し合った方が楽やな。
そう言ってる間に電車が来て二人で乗り込む。

重岡
なぁ、俺な?夕日が綺麗に見える家がええなぁ。
電車の中はいっぱいで、ドアのあたりでくっつくように並んでそう言う。
中間
夕日か、ええなぁ
重岡
ええやろ?今の家もな、僕の部屋から夕日めっちゃきれいに見えんねん。そんなん理想やな

それからしばらく、二人でどんな家がいいかって言いあってた。

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