第22話

小瀧side
1,050
2018/06/13 13:28
4人で話した次の日から、さっそく僕も行動しようと思った。

照史君と淳太君は東京で収録があって、そこで会う人に声をかけてるらしい。




僕はどうしよう。



今日は雑誌の取材やけど、関係者はいそうにない。


第一、いたとして言える自信なんてない。



見ただけで怖そうな人やし、マネージャーさんやって緊張する相手なんやから。




「」
望君、デビュー決まったのに浮かない顔だね。
取材を終えて飲み物飲んでたら、何度も7WESTで取材してくれたスタッフさんに声をかけられた。



小瀧
…これ、記事にせんといてや?
「」
記事にしてほしくないことはしないよ
スタッフさんは僕に苦笑い。


小瀧
・・・ほんまはな、7人でデビューしたかってん。7WESTも、ばらばらになってほしくない。



気付けばそう言ってた。



「」
行ってみたら駄目なの?上の人に。
さらっと言われて、え!?と顔を上げた。
「」
あ・・なんかまずいこと言った・・?
僕が驚いたから、スタッフさん焦ってる。


小瀧
・・そう・・ですよね。うん・・、俺も頑張らなあかん。・・怖がってる場合とちゃう。
焦る記者さんをよそに、自分に言い聞かせた。

プリ小説オーディオドラマ