第48話
48話
言うことを聞くversion
※ニヤニヤ注意(作者もニヤニヤしてしまった)
まともに息が出来ない。
呼吸の仕方を忘れてしまう。
…だって……至近距離で耳元で囁かれたら…よ?
ぷいっ。とハヤテはそっぽを向いた。
そっと逃げようとすると足を引っ掛けられた。
ハヤテはポケットから少し長めのリボンを取り出した。
両手を差し出すとリボンで縛られてしまった。
フードを下げられ視野も狭くハヤテの声しか聴こえない。
押され抵抗できず床に倒れてしまう。
そこに深く身体を曲げたハヤテが覆い被さってくる。
自分の色でないインクの上って
あんま居心地良くないんだけど…
頭とか痛くなってくるし…
耳元でハヤテが息を吐き捨てると
こしょばく顔を背けてしまう。
ハヤテがギュッと抱きついてくる。
…待ってほんとにハヤテどうしたの?_φ(・_・
いきなりハヤテが起き上がり
僕の両手を結んでいた
リボンの端を握り引っ張り上げる。
ぽすんとハヤテにもたれてしまう。
…起き上がろうにも起き上がれない。
ハヤテはリボンの端を口に加えるとこちらに顔を近づけた。
好きな人…友達だろうか。恋愛だろうか。
迫り上がる感情とは裏腹に浅くなる吐息を落ち着かせる。
そっと胸に手を当てると胸がうるさい。
浅く吐き出される吐息が首筋から耳へと快感が走る。
落ち着くように目を閉じた。
力を抜くように…でも思うように行かない。
カイ&リク「おらぁがぁぁぁ!」
リクが結ばれたリボンを取ってくれる。
カイ君が優しく撫でてくれる。