作者👉『ここからは玲於の物語です』
俺が中1の時好きな女の子がいた。
その女の子は男子にも女子にも人気があってそこそこ顔も良くてそこそこ頭も良くてそこそこ性格も良かった。
でも、その人には彼氏がいて毎日幸せでキラキラしてた。
でもある日、その女の子は彼氏と別れていつもどんよりしてた。
だから俺が慰めてあげようと思って毎日笑顔を取り戻してあげようと思ってた。
でも、それがあの子を苦しめてる原因ってことは後でわかった。
それは、女の子と友達が喋ってる会話を聞いてしまった時。
友達「 なんかさ、いつも玲於くんって〇〇に喋りかけてるくない?」
好きな子「そう。彼氏と別れたのは男と喋りすぎで別れたのにさ、そのことも分かってないのに喋りかけられると余計にいや。」
友達「それは思った。」
好きな子「良い迷惑。」
その会話を聞いた時もう喋りかけんとこうと思ってやめた。
そしたら、
好きな子「あのさ玲於くん?」
俺「何?」
好きな子「前まではさ私に話しかけてくれじゃん?私すごく嬉しかった。なのにどうして突然やめたの?ひどいよ。私の笑顔を取り戻そうとしてくれてたんでしょ?なら、ずっと続けてくれてたら良かったのに…。ほんと玲於くんひどい…泣泣」
俺「いや、おい。泣くなって。」
それから女子に目つけられるようになって女子は信じられなくなった。
だから高校に行っても彼女を作りたくなかった。
と、言うのを咲良に話したら…
咲良/お兄ちゃんどうしたんだろう。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。