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第6話

言葉に微笑み
「……………」


にゃぁ


あれ…黙り混んじゃった…
子猫だけが鳴いた


陽翔「あっ、ごめん!俺と馴れ馴れしかったよな!」


もしかして嫌だったかな…
恋したのなんか初めてだし失敗したかな…
って思ってたら女の子はスケッチブックにまた何かを書き始めた


それを見てちょっと安心した
書き終わるのを待ってるとスケッチブックには"喋れないの聞かないの?"って書いてある


陽翔「聞いてほしいの?」


そう聞くと女の子は目を伏せた


陽翔「てか、喋れないって言ってるけど会話出来てるし、ちゃんと喋れてんじゃん」


俺がそう言うと少し驚いたような顔をする


陽翔「声に出して伝えようが、紙に書いて伝えようがそれはちゃんと自分の言葉だろ?
なんにも問題ないじゃん」


女の子はスケッチブックにまた何かを書き始め、俺に見せる


"あなたって変"


陽翔「え!?変!?」


まさかそんな事言われると思わず…


陽翔「俺って変なんだ…」


好きになった子に変って言われ、ショックを受けてるとまたスケッチブックを見せて来た


"さっきはごめんなさい
ここ人があんまり来ないからびっくりして
私は万桜(まお)って言います"


名前教えてくれた!
しかも笑ってくれたし!


陽翔「万桜ね!教えてくれてサンキュー
てっきり怪しまれてるかと思った」


"ちょっと思いました"


う、やっぱり…


陽翔「うん、ごめん。俺もそう思った」


"はると君はなんでここに?よく来るんですか?"


警戒心が解けたのか喋ってくれる万桜
てゆうか、字も綺麗だな
俺なんて提出したノートに字が汚いって書かれて戻ってきた事があったのに大違い


陽翔「俺、初めて来たんだよ
その子猫の後を追いかけてさ
こんな所あるなんて知らなかった!」


景色は綺麗だし万桜に会えたし、猫様様だな!


陽翔「万桜は?」


"私は晴れた日は必ず来てます
この場所で絵を描くのが好きなんです"



陽翔「そうだよ!絵!
勝手に見ちゃったけど絵凄い綺麗だった!」


"ありがとう"


そう俺に見せて少し照れくさそうに笑った
その顔が見れただけで嬉しいと思ってしまう


陽翔「その子猫って万桜が飼ってんの?」


万桜はふるふると首を横に降り、スケッチブックに書き始める


"飼ってないです
多分野良猫。よくここに来るみたいでいつのまにかなつかれちゃったみたいで"



陽翔「こいつこんなちっこいのに野良なの!?
じゃぁ、この青いリボンは?」


"私がつけました"


陽翔「やっぱり?桜も?」


万桜はコクンと頷いた
子猫は万桜の側にずっと寄り添ってる
だいぶ万桜になついてるんだな
この子猫の様子で何となく万桜の人柄が分かる

万桜は優しいんだろうな

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