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第30話

登校15日目[てつや]
[てつや視点]

修羅場見ちゃったんだよね。
メイが走り去った後の2人。

としみつ「俺、あなたの事好きだから。」

りょう「俺もだよ?」

としみつ「知ってる。」

りょう「まぁ、どっちとどうなっても友達って事で。」

としみつ「…それはそうだけど。」

りょう「何?」

としみつ「…別に。」


険悪な雰囲気ではないけどとしみつはあきらかにむすっとしていた。

…俺もわりとあなた好きなんだけどなぁ。

あんだけバチバチになってたら恋バナ混ーぜて!なんて言えんもんな。


…俺はあなたが楽しそうにしてくれたらどっちとくっついてもいいなぁ。


妹、だからな。


なんで妹なんて言っちゃったかなぁ、俺。



あなたを可愛いって言って赤くなるとしみつを見て少し違ったら俺もこうだったかもしれないって、余計に思ってしまう。


てつや「あなた可愛いもんなぁ!ね!としみつくん!」


茶化すふりをして、本心を隠す。


可愛いよ、本当。


あなた「みんなしてわたしのことからかって。」


そうは言うけどとしみつと同じくらい顔を赤くして笑うから勝ち目なんてないなって自覚する。

少しだけ悔しそうなりょうと目があって笑った。


ゆめまる「そっちの班進めなくていいの?お米炊かないと間に合わんよ?」


ゆめまるの一言で隣の班は慌てだした。


こっちの班も米しか炊いてないやん。
しばゆー野放しにすんな。って言いかけたけど、今は言える元気ないんだよなぁ。


りょう「てつやも?」

てつや「…なんのことだか。」

りょう「俺は頑張るから。笑」


りょうは周り見る余裕あるんだもん、すごいわ。



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ご飯も出来上がった。

俺らの班は米が固くてうまいとは言えなかったけど楽しい。青春って感じ。

相変わらずとしみつの隣にいるあなたは楽しそうに笑っていて、

相変わらずりょうにいじわるされて少しだけ困った顔するあなたは可愛くて、

切ない気持ちよりも嬉しい気持ちが勝ってることに気づいた。


としみつ「次は肝試しかー!」

メイ「1グループを2組に分かるらしいよ。先生が仕掛けてるらしいからいたずらしよ!」

あなた「そっかぁ、みんなで行きたかったな、怖いし。」

カンタ「じゃ、メイと俺で組むから。そっちはそっちで!」

メイ「え?だってあなた…。」

カンタ「え?嫌だ?」

メイ「いや!全然!いたずらしてやろうよ!」



……こっちでも恋が始まる予感。

でもあの3人で大丈夫なのか?