[あなた視点]
ご飯作り!
さっきまで先生のお話聞いて寝てたみんなが元気になる。
ところでメイととしみつが見当たらない。カンタくんがソワソワしてる。
どうやらせっかちなようだ。
りょうくんが呼んでくるねって言って頭をポンポンした。
いつもこうだったらいいのにな。
しばらくソワソワしてるカンタくんと共におしゃべりしながら待った。
横のグループではゆめまるくんがしばゆーくんの手の匂いを嗅いでおえおえしてた。
嗚咽大臣なる所以はこれだったのかぁなんてカンタくんと話してたらメイが来た。
メイ「ごめんね!としみつと話盛り上がった!」
カンタ「えー?俺ら待ってたのに?」
あなた「そうだよー寂しかった。」
そんな会話をしてるとむすっとしたとしみつとりょうくんも来た。
りょう「よーし!分担決めよー!」
あなた「としみつどうしたの?具合悪いの?」
私が顔を覗き込むと笑ってくれて安心した。
としみつの笑顔を見るとなんとなくホッとする。
りょう「俺もムッとしてたら心配してくれる?」
あなた「んー、りょうくんにいつも意地悪されてるからなぁ。」
りょう「なんで?意地悪じゃないってば!可愛いからだよ!笑」
なんとなく恥ずかしくてたぶん顔が赤くなった。
としみつ「…あなた、可愛いもんな。かなり。」
たぶん、たぶんなんだけど、私より赤い顔でそう言ったとしみつに、少しだけ、本当に少し、ドキッとしてしまった。
カンタ「お?お?お?」
メイ「カンタくん、やめなさい。」
……お?メイが「くん」付けで呼ぶってことは…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。