第24話

始まりの音
1,509
2022/02/08 14:51





あなた side














中村 「んー、あとはー、……まあほとんど俺といるから大丈夫か、笑」




『……………そだね、』




菅田 「異端児の集まり、7 MEN 侍へようこそ~!!あ、僕、菅田琳寧っていいます!!琳寧でもなんでも好きなように呼んでください!」




佐々木 「佐々木大光です!!なんかあったら僕に頼ってもらえればいいんで!!僕がいちばん頼りになるんで!!」




本髙 「いやこいつに頼っちゃダメですよ!!部屋でシャンプーとかするやつなんで、笑 なんかあったら言ってくださいね!」




矢花 「自己紹介、、、笑」




本髙 「あ、本髙克樹っていいます、笑」




今野 「次俺か、今野って言います。嶺亜の話聞いてなかったからよくわかんないけど宜しく。」




本髙 「嘘でしょ!?!?」




佐々木 「それは嘘だわ!!」




矢花 「めっちゃ話してたよ!?!?」




菅田 「琳寧、耳にタコできたよ??」




中村 「まってやめて、笑 ……ていうか話聞いてないのによくふつーでいれるね、笑」




今野 「なんで?」




中村 「いい噂聞かないでしょ、」




今野 「あー、でもそんな感じしないじゃん?」




佐々木 「それ思った!!嶺亜の話信じてなかったけど今日で信じようって思えたもん!!」




中村 「ふざけんなよ笑笑」




菅田 「え、うそ、、、嶺亜さん、昔っからよく話してたし、勝手にめちゃくちゃ知ってる気になってるんだけど笑」




本髙 「あー、それめっちゃわかる!笑」




菅田 「だよね!?」




佐々木 「よかったー、いい人そうで!」




『…………い、い、い、いい人そう、?』




中村 「感覚狂ってない?」




今野 「嶺亜よりはいい人だよ。性格よさそうだもん笑」




中村 「俺が性格悪いみたいじゃん!笑」




佐々木 「心に黒い何かがあるのは確か」




矢花 「……………あのー、自己紹介終わった雰囲気になってますけども、、、笑」




本髙 「まって、ごめん、忘れてた笑笑」




佐々木 「よ!不憫矢花黎!!」




矢花 「先に名前言わないで!……あ、矢花黎っていいます!変なやつらばっかりですけどこれから宜しくお願いします!」




『………………はい、』




中村 「ん、こいつらは全員大丈夫だし、………なんかあっても絶対俺が守るから。」





























倒れたあの日、目を覚ませば7 MEN 侍、全員が顔を覗かせていて。




すごく暖かな空気を感じた。




私に向けなくていいのに、なんて思っていてもやっぱり心地よくて、優しくて。




だからこそ、私はここにいちゃいけない。




でもこれからの計画も、




想定外のことが起きすぎて考える余裕すらなくて、




ただ嶺亜がいる安心感だけを頼りに、今はここにいることに決めた。




…………ここにいてはいけない。




そんなこと分かっていても離れないのはあの人たちと同じで。




だからこそせめてこの人達だけは絶対に傷つけない。




そんなことを心に決めたこの日から何日か経って、今日はレッスンの日だった。




何日かレッスンもしたし、少し慣れてきた頃。




いつも通りレッスンが始まるのかと思えば、一斉に変な動きを始めた7 MEN 侍。




佐々木大光(?)くんはボールを蹴って、監視カメラ落としたかと思えば、




今野大輝(?)くんはいろんなひとのカバンを漁ったりしてるし、




菅田琳寧(?)くんは机とか椅子を移動させてるし、なんならひっくり返してるし、




本髙克樹(?)くんは部屋を出ていったきり、戻ってこないし、




矢花黎(?)くんは掃除?かなにか分からないけど部屋のあちこちをいじり始めたし、




嶺亜はスマホいじってるし、




………………そりゃそうだよね、諦めるに決まってるよね。




私が来たんだもん。




ごめんね、




…………………そう思ったのに、、、




























































本髙 「もう当分来ないと思う!!」




佐々木 「これ一個壊しちゃったかもしんない笑」




今野 「10個ぐらいは見つけたけどまだそっちら辺見れてないから誰か宜しく」




矢花 「部屋すごいよ、めちゃくちゃある、、、」




佐々木 「うっわ、やっば、、、なにこれ、」




菅田 「机とかも移動させて正解だったね。死角にめちゃくちゃあるよ、」




本髙 「大光が壊したやつ以外は全部設置できた!これでしばらくはバレないと思う!」




今野 「壊したの?笑」




佐々木 「力加減ムズいんだって!笑」




中村 「よっし、俺もいけた。」




『………………ねぇ、なにして、』




中村 「言ったでしょ?……これからは絶対俺が守るって。」















































ああ、この人達はきっとバカだ。









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